めちゃモテ☆お嬢様 作者/月姫



第7話 宿泊訓練 2泊3日☆ ⑤



「え――――っ!!!??」

朝7時30分。ホテルに生徒全員の声が響いた。

「静かにしろ!」

先生が止めている。そこで生徒が聞いた。

「なんで今日で帰らなくちゃならないんですか!?」

その時話を聞いていなかった姫華達は・・・、

「な、なんでですかあ!?」


「それがだなあ・・・」

先生はワケを話し始めた。

回想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「木村せんせ――い!」

「吉村先生、どうしたんですか?」

(木村先生は姫華達の担任)

「今連絡が入って・・・明日台風が来るそうです!」

「な・・・!?」

「だから今日みなさんを帰して下さいだそうです!」

「・・・分かりました」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「・・・というわけだ」

みんなはそれなら仕方ないか、という顔をして、

荷物を取りに行った。

姫華は何か変、と思った。

そんな予感がしたのだ。

「先生、その連絡をしてきた人の声、どんなでした?」

あの人かも・・・と思った。

「ん・・・「ですわ」とかつかってたぞ?」

やっぱり!確信した。

こんなことをするのはあの人しかいない、と。



姫華は急いであの人の部屋へと向かった。