めちゃモテ☆お嬢様 作者/月姫



第8話 宿泊訓練 2泊3日☆ ⑥



バタバタ・・・バターン!

「やっぱりあんただったのね・・・」


目の前にいるのは・・・藍だ。

「よく分かりましたね・・・姫華さん♪」

藍はにやっと笑った。

その途端―――・・・ 

何かが切れた音がした。


姫華がブチ切れた音。

「じゃあ自分でアタックしろよ!ああ?!」

すごい剣幕で言うと。


「だって姫華さん全然素直じゃない!」

一瞬、え?と思った。

言った後、藍は顔を真っ赤にした。


「海斗さんの事は好きではないですわ!」

姫華は思った。

これまでのことは、全部芝居だと。

私と海斗をくっつけるためだと。


「姫華さんと海斗さんはお似合いですわ!」



その言葉は、姫華と藍が友達になった瞬間―――・・・。