複雑・ファジー小説

『受拳戦争』
日時: 2017/12/04 23:41
名前: 四季彩

彩都さんと四季の合作です。

合作といっても、企画や世界観・キャラクターの名前や原形、プロットなどは、彩都さんです。
四季はキャラクターの口調を考えたくらいだけのもので、執筆係です。

よろしくお願いします。

スレ立て 2017.11.19
投稿開始 2017.11.20

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Re: 『受拳戦争』 ( No.67 )
日時: 2018/12/19 19:18
名前: 四季 ◆7ago4vfbe2

好きなテレビカテゴリ

安芸井 春夏冬(あきい あきなし) 男 好きなテレビカテゴリ バラエティ

牛阪 牛歩(うしさか ぎゅうほ) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ 恋愛ドラマ

皇崗 黄銅(おうおか おうどう) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ 推理物

王城 琢磨(おうじょう たくま) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ 格闘系

大江戸 芳野(おおえど よしの) 好きなテレビカテゴリ 機械を弄る番組系

隠岐 翡翠(おき ひすい) 女 好きなテレビカテゴリ 料理系

教 鏡花(おしえ きょうか) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ 幼女系アニメ

音張坂 環視(おとはりざか かんし) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ ヒーロー物

時雨野 芳隆(しぐれの よしたか) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ バラエティ

釈迦医師 多々良(しゃかいし たたら) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ なし
そもそもテレビを見ていない。

白神 神黒(しらかみ かみくろ) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ 勧善懲悪物

四六時中 灯(しろくじちゅう あかり) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ 恋愛ドラマ

袖槻 半天(そでつき はんてん) 男 15歳 好きなテレビカテゴリ バラエティ

空井 飛翔(そらい ひしょう) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ サッカー番組

田井中 鈍器(たいなか どんき) 15歳 男 好きなテレビカテゴリお涙頂戴系

多美浪 小坂(たみなみ こさか) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ 警察24時系

筒岡 陸羽(つつおか りくう) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ エロ全般
(深夜アニメ、深夜のエロ番組含む)

土居 十六(どい いざよい) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ 料理番組

呶呶 土豪(どど どごう) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ バトル系のドラマ

呑道 枯淡(どんどう こたん) 男 15歳 好きなテレビカテゴリ バラエティ

奈緒 三殊(なお みこと) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ バラエティ

冷褪 麗(ひやさめ うらら) 女 15歳 好きなテレビカテゴリ なし
(テレビを見ない)

不二 海斗(ふじ かいと) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ スポーツ系

藤原 芳香(ふじわら の よしか) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ なし
*(そもそもロボットなので、テレビを見ない)

宝永 永保(ほうえい えいほ) 15歳 男 好きなテレビカテゴリ アニメ全般

真実坂 事実(まみさか ことみ) 女 15歳 好きなテレビカテゴリ 刑事ドラマ

冥 魔宵(めい まよい) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ 魔法が出る番組全般

目盛 秤(めもり はかり) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ バラエティ

桃井 花園(ももい はなぞの) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ コスメ番組

芳澤 蜂窩(よしざわ ほうか) 15歳 女 好きなテレビカテゴリ ネットの番組

Re: 『受拳戦争』 ( No.68 )
日時: 2018/12/24 06:07
名前: 四季 ◆7ago4vfbe2

第十章 一から始まる新年と一々煩い人間共、一年中盛り合う世界、一巡しても、変わらない世界、一周しても、変わらない世界

 三殊たち3年1組メンバーは、次のステージへと進んだ。

 これまで残してきた、牛歩を始めとする仲間たち。彼らのことを忘れている三殊たちではない。ちゃんとクリアできたのだろうか、という不安もかなり残っている。

 けれども、今さら戻ることはできない。

 三殊たちは仲間から「進め」と言われた。
 そして、先に進むことを選んだ。

 だから、ただひたすらに進む以外に選択肢はないのである。

 そんな三殊たちを待ち受けていたのは、強風が吹き荒れている空間だった。

 三殊たちは周囲を見回す。そんな中で、部屋の端に巨大な送風機があることに気がついた。この空間に吹いている凄まじい風。それはどうやら、その巨大な送風機から来ているようだ。もちろん説明があったわけではないが、3年1組メンバーたちはそれをすぐに理解した。

 そんな彼らの前に、突如、一人の女性が現れた。

「うふふ」

 非常に背が高く、凄まじい爆乳の女性だ。
 その胸元の迫力といったら、月といい勝負をできそうなくらいである。

 そんな彼女は、胸を揺らしつつ柔らかく微笑み、当たり前のように多々良を抱き締めた。

 ――3年1組メンバーに、衝撃が走る。

「釈迦医師 多々良、この小さいのが……」

 彼女の、天災のごとき突然の行動には、さすがの多々良も驚いたようだ。衝撃を受けたような顔つきをしている。

「離せブス!?」
「ごめんごめん?君はあの伊良部校長と『関わりがある』から、絡んじゃった」

 爆乳の女性は、歌うような調子で言いつつ笑う。

 ――関わりがある?

 多々良を除く3年1組メンバーは、皆、怪訝な顔をしていた。爆乳の女性が軽やかに発した言葉が、かなり意味深だったからである。

 誰もが『どういうことだ……?』と思っていたに違いない。

 しかし、3年1組メンバーのうちの誰かが多々良に質問するより早く、爆乳の女性が話し始めた。

「ごめんなさいねー、いきなりお騒がせしてしまって」

 マシュマロみたいな声だ。

「私は、英恵 丹花(はなえ たんか)と、申します。以後お見知り置きを。それじゃあ、この部屋についての説明をしますね」

 胸は空気を入れすぎた風船のように大きく、表情は微笑が愛らしい。さらに、柔らかく甘いマシュマロのような声。

 これはもう、理想の女性コンテストで優勝できるかもしれない。

Re: 『受拳戦争』 ( No.69 )
日時: 2018/12/31 19:58
名前: 四季 ◆7ago4vfbe2

 唐突に現れた爆乳の女性――英恵 丹花は、微笑みながら、マシュマロのような柔らかく甘い声で説明を始める。

「此処では『羽子板で羽根突き』をしてもらいます」

 これまた意外な内容。
 三殊を含む3年1組メンバーたちは、驚いた。

 しかし、内容に驚いたからといって、騒いだり喚いたりしている暇はない。そんな余計なことをするくらいなら、その間に対策を考えるべきなのである。

「あぁ、ちなみに。あの、お正月で有名なやつですよ?」

 なるほどな、と思いつつ話を聞き続ける3年1組メンバー。

「このシャトルみたいな物を交互に打ち、地面に落とした者の負けです。そして、勝敗の決定はというと、合計十回落とした者の負けとなります。負けた場合ですが、貴方は『文武学園に入学できない』、そういうゲームです」

 丹花からざっと説明を聞き、ドキドキする3年1組メンバー。

「そしておまけに、貴方達の背後には強風が吹き荒れるゾーンがあります。なので、くれぐれも『背後の事にも気をつけて』おかないとダメですよ?」

 そんな風に話す丹花は、笑顔。

 決して派手な笑みではないが、その野に咲く花のように可憐な笑みは、見る者の心を貫く。

「なるほどな?それじゃあ、用意するメンバーは何人だ?」

 多々良がそう問うと、丹花は軽やかな口調で「四人よ」とだけ返した。

 3年1組メンバーたちは、集まり、誰を出すかを考える。

 羽子板で羽根突きをした経験のある人なんて今時あまりいない。となると、経験で有利という者を出すことは難しい。なら、何をもって選ぶのか……。

 そんな時だった。

「オレが出る!」

 枯淡が挙手してそう言った。

「では、あたくしも」
「はななも頑張るぅーんっ」
「仕方ないなー。役立たずばっかじゃ何も変わんないだろーから、アタイも参加してやる」

 教 鏡花(おしえ きょうか)、桃井 花園(ももい はなぞの)、芳澤 蜂窩(よしざわ ほうか)も、枯淡に賛同する。

 こうして決まった四人の試合を見るため、多々良と三殊は座って見続けていた。しかし、枯淡に「お前たちは先に進め」というようなことを言われ、二人は仕方なく先へ進むことにしたのだった。

Re: 『受拳戦争』 ( No.70 )
日時: 2019/01/07 20:26
名前: 四季 ◆7ago4vfbe2

 枯淡らに言われた三殊らが先へと進んでいってから、丹花はルールを付け加えた。

「ああ、そうそう。ちなみに、四人には、シングル二回とダブルス一回の計三回で勝負してもらいますからね。そこのところ、思い違いなさらないで下さいね」

 こうして、羽根突き対決が始まる――!

「一試合目はシングルです。どなたが出ます?」
「では、あたくしが」

 3年1組から出たのは、教 鏡花。

「分かりました。では、対戦相手を紹介しますね」

 丹花がそう言うと、一人の男子が現れた。
 柿渋色、セルリアンブルー、鉄色、パステルピンク、茜色、インディゴ、ターコイズ、桃色、萌木色、ロイヤルブルー、藤色、菖蒲色、ペールオレンジ、オリーブ色、アザレアピンク、檸檬色、モスグリーン、青緑色……などが混ざった、非常に派手な色の髪が特徴的な男子だ。

「彼の名は、直道 直角(すぐみち ちょっかく)といいます」
「直道 直角です。宜しくお願い致します」

 直角はわりと丁寧な質のようで、自己紹介を済ませた後、頭を軽く下げていた。

「あたくしは、教 鏡花。こちらこそよろしく」

 鏡花はサラリと挨拶する。

「では、一試合目。教 鏡花VS直道 直角……始めますね」

 告げる、丹花。

「「はい!」」

 応える、鏡花と直角。

 それを合図として、羽子板による羽根突きの試合が始まった。

「はいっ」
「ふふっ」
「はいっ」
「ほい!」
「あっ……」

 記念すべき最初の一点を獲得したのは、鏡花の方だった。
 鏡花も直角も羽根突きに慣れていないので、動きはぎこちない。とてもあどけない戦いが繰り広げられている。

「はいっ」
「ふふふっ」
「はっ」
「うふっ」
「はいっ……って、え?あ……」

 二点目も鏡花が取った。

「あたくしが勝たせてもらうわ」
「そういった言い方は、少し失礼ではないですか?」
「いいえ。普通よ」
「相手に不愉快な思いをさせるような発言は、慎んでいただきたいものです」

 鏡花の自信に満ちた物言いに少々腹を立てたのか、直角は眉を寄せ口角を下げている。今の彼の顔は、まるで、面倒臭い教師に叱られている時のようだ。

「はいっ」
「ふふっ」
「はいっ」
「うふ」

 それからも、鏡花と直角の戦いは続いた。

「ははいっ」
「……あ」
「よぅっしぃっ!」
「……あら、不愉快」

 険悪な空気になりつつ、戦いはいつまでも続く。
 二人の力はほぼ互角だ。

「はいっ」
「ふっ」
「はいっ」
「ふっ!あたくし、本気でいくわよ」
「はいっ」

Re: 『受拳戦争』 ( No.71 )
日時: 2019/01/14 09:03
名前: 四季 ◆7ago4vfbe2

 五点、六点、七点、と、試合は進んでいく。鏡花も直角も、時間の経過とともに、徐々に羽根突きに慣れてきた。それによって、二人の対決はますます激しいものへと変化していく。どちらかが十点目を取るまで終わらない熾烈な戦いだ。

「はいっ」
「ふふ」
「ほいっ」
「あら、弱いわね」
「……ほいっ」

 直角は確実に打ち返す。
 鏡花は時折挑発的なことを言う。

「ふふっ」
「はいっ」
「うふ」
「……せいっ!!」
「あらー。決められてしまったわー」

 直角が六点目。

 これで今は、鏡花が八点、直角が六点だ。

 どちらかといえば鏡花が優勢に見える。が、まだ二点差だ。勝敗がどうなるかは分からない、微妙な点差である。

「あたくしから点を取るとは、案外やるわね」
「負けません」

 それからも、鏡花と直角の羽根突きは続いた。

 二人の激しい戦いは長引く。

 慣れてきたというのもあってかどちらも落とさず、打ち合いがなかなか終わらないのだ。それにより、どちらかが一点取るだけでも膨大な時間がかかる。

 ――だが、ついに決着の時が来た。

「うふふっ!」
「あっ……」

 決まった。
 鏡花の十点目が。

「はい。これは試合終了ですね」

 十点目が決まった瞬間、丹花が述べる。

 彼女は、鏡花と直角の対決を、きちんと見守っていた。

「では結果発表を。一試合目、教 鏡花の勝利です!」

 丹花の宣言に、敗者となった直角は眉尻を下げる。肩を落とし、背を丸め、身を縮めた。その様は、まるで、寒さに震える小動物のよう。

 かなり落ち込んでいるようだ。

 一方、勝者となった鏡花はというと、喜びを露わにしてはいなかった。それが、敗者直角への気遣いだったのか否かは、謎である。ただ、彼女が「当然」というように澄ましていたことは確かだ。

「では早速、次の試合へ参りましょうか」

 丹花は柔らかく微笑みつつ話を進めていく。

「二試合目はダブルスです。どなたが出ます?」

 その問いに手を挙げたのは、花園と蜂窩の二人。

「はなな頑張るぅーんっ」
「自分のことを『はなな』とか呼ぶ頭の弱い女には任せられないからなー。アタイも一緒に参加してやる」

 蜂窩の失礼な発言には、第三者である丹花も苦笑していた。

「桃井 花園、芳澤 蜂窩、ですね」

 苦笑しつつ言う丹花。
 その言葉に、花園と蜂窩は頷く。

「では、対戦相手を紹介します」

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