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凍結中 〜凍空一族不滅なり〜(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編 
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*41*

「戦闘が始まった………洞窟の内部で戦うのは危険だ」

「はいはい、んじゃ皆を外に出そう」

黒影は踊山に射出され、代わりにボーマンがプログラムを形成しミッションが開始される!

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「いやっほおおおおおおおおお!!」

時空の渦を跨いで流星のように降りてきた黒影は踊山の山頂を粉々に消し飛ばし大穴を作る………その穴を塞ぐように扉が立てられる

「やってくれるね、ボーマンってやつ……よし、いっちょ開拓しますか!」

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ミッション開始のメールが響く
【洞窟エリアから脱出せよ!】
『山頂へと続く穴が洞窟に生まれた、しかしその穴は現在巨大な扉によって遮られている』
『扉を開けるには3人のハッカーでプログラムをハッキングした上でブレイカーによってこじ開ける必要がある』
『制限時間は55分まで、失敗しても深刻な罰は存在しないが制限時間を5分延ばす』


「失敗すると制限時間が伸びるミッション………こんなものもあるんですね」

「いつ時間が止まるかも分からないこのゲームだと普通にキツイぞ……」

………
「なぁ、ハッカー呼ばれてるけど行かないのか?草薙さんよ」

「俺にはどうすることも出来ない」

たくっちスノーは草薙翔一のそばにいてやることにした………時空とは全くの無縁な存在を見失うことは避けたかったからだ

「俺に出来ることは、このプログラムを書き換えて再生させることぐらい………だな」

「ひぇーっ、さすが天才ハッカー、仕事が速い」

「まあな、伊達に遊作達と戦ってきた訳では無い………だが」

「遊作は負けてしまった……あいつを責めるつもりはないが、ボーマンが世界から飛び出してしまうとは……」

「………そうさ、今回は未来のひとつに過ぎない、藤木遊作が………playmakerがちゃんと有るべき世界でボーマンを倒した未来だってあるんだよ」

「そうか………もしそんな未来があるなら、俺も皆も平和に過ごせたのか?」

「………当たり前だ、時空監理局の………代理局長の俺(パラレルワールド)が保証する」

「なら、後のことはお前達に任せるとしよう」

草薙は凍結したプログラムを直しながら………たくっちスノーの手を握る


「頼む………ボーマンを止めてくれ!!」

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