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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
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【復旧】【復旧】【復旧】【復旧】【復旧】
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「え?凍空一族は滅んでいる?」
凍空のマガイモノを払ったexeはsorutymataと合流し、扉に向かいながら凍空一族とそのマガイモノについての情報を提供していた
「そうだ、凍空こなゆきを除き皆、あっという間に殺されたそうだ」
「そんなことがあったとは………」
「ま、元々幻のような一族だ、知らぬ間に滅んでても無理はない、ただな……」
「何か面倒事でも?」
「………監理局が生き返らせた鑢七実という者を覚えているか?」
「もちろん、1度戦闘中で拳を交えました………想像以上に強い方でした 」
「そのゲームは俺も観させてもらった、鑢七実はゲーム内で病人とは思えないほどの筋力を持っていた………なぜだと思う?」
「………まさか」
sorutymataは、前回クロノス社も途中から関わった逃走中の七実の【独自能力】を思い出す。
見稽古………目で見た技術を覚え、我が物とする技術……
「凍空のマガイモノが鑢七花を狙っていたのはそういう事でしたか……」
「ティーから聞いたがお前は1度凍空のマガイモノとやりあったようだが………どうだった?」
「凍空一族の力を聞いて、一撃で倒した私の判断は間違ってなかったと実感しましたよ」
「そうだな、メイドウィンでも骨は折れるからな」
「ですが………大丈夫でしょうかね、凍空こなゆきは」
「キツイだろう、こんな山奥に生きる一族だ、数は少ないと思う………少ないからこそ皆が家族同然のように生きてきた、しかしそんな生活がほんの僅かな時間で破壊され、顔も名も知らぬ者が凍空を名乗るんだ………傷を抉られているようで哀れだ………」
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「カーッ!カーッ!」
「えっ………カラス?なんでこんな所に………」
ソウゴの前を無数のカラスが通る………ここは極寒の洞窟、さらに言えば外は猛吹雪の雪山………カラスに限らず野鳥が生息できるような場所ではないのだが………
「………マガイモノか!」
ソウゴがベルトを構えると、先程までのカラスが1箇所に集合し人のような形になる
「………ククク、ココの生物、皆、倒ス!!」
「ちっ、今忙しいのに!」
「カモン、マイ、クロウ………‼」
カラスのようなマガイモノは体からカラスを作り、ソウゴに向けて………
「我が魔王の邪魔はさせない!」
と、その時ウォズが現れマフラーでカラスを弾く
「ここは私におまかせを!」
「ありがとう、ウォズ!」