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凍結中 〜凍空一族不滅なり〜(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 80ページ)
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*44*

「こなゆきー!!」

「アアアー!!」

「……………」

凍空こなゆきは震えていた、あのマガイモノから隠れるために壁を壊し、穴を用意して………その姿は凍える小動物か、あるいは年相応の孤独な少女か………

「いた、こなゆき!」

「!」

こなゆきが後ろを振り向くと、そこにいたのは………

「大丈夫だ、おれだ」

「七花お兄ちゃん」

「あっ、待ってくれ!触ったらおれもここで動けなくなる……こういうの、とがめは公私混同って言ってたっけな?」

「七花お兄ちゃん、あの人達は誰なのですか………?」

「おれにも分からない、だがお前を狙ってるのは確かだ………心配するな、おれがちゃんと守るから」

「うん……!!」

七花は慣れない手つきで携帯に触れる、こういったものが苦手そうな七花の為にボタン一つで特定の人物に電話を掛けられるものを貰ったのだ

「もしもし、とがめか?今のこなゆきをここに置いておくのは危険だ、お得意の奇策でなんとかしてくれないかな!」

【任せておけ!】

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「くっ、本当に攻撃が当たらない!!どうして……」

「勝ツ トイウ運命ハ外サレタ………」

考えに考えた結果……sorutymataは1つの結論に達する

(そうか………『ひっくり返した』のか!)

(正邪はあらゆるものの原理をひっくり返す、つまり真逆に変えられる……その能力を応用して生まれたのが、あのマガイモノ………)

(さっきのレミリアを元にしたと想定した上で考えをまとめると、レミリアの運命操作をひっくり返した………【運命固定】!)

「分かりました!あのマガイモノは自分にとって都合の悪い運命を巡らせないように固定しているんです!」

「なんだって!?」

「世界改変で好きな未来でも作れるメイドウィンキラーか………なるほど、俺達が勝つという運命を封じ込めていたから攻撃が当たらなかったのか!」

「そんなのにどうやって勝てばいいんだ………」

「………そうだお前!ティーの言っていたことを思い出してみろ!」

「え?えーと………」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー実際は1つの作品から無数の未来が………
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「未来……これだ!!」

ジオウⅡの頭部の針が回転し………?

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