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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
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「大雪………化鮫……雪獅子……」
「皆消えた………くっ、凍空一族を蘇らせるというチャンスなのに………」
「轟龍だけでは危険か………もう、諦めるべきか………?」
「奴を用意するか………」
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【凍結】【凍結】【凍結】【凍結】【凍結】
制限時間が凍結しました
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トレザード社から新たなメールが送られてくる
【ハイパーハンター凍空こなゆきを復活させます】
【今回のゲーム、少し簡単なきがしてきたのでこなゆきに捕まり凍結したものはブレイカーでも壊すことは出来ない補正を加えます】
「こなゆきに触れられたら一発アウトか………これって良調整なんかな?」
「彼女はハンターより足が遅いですし、やりすぎなければ………」
七花が空を見ると、時空の渦からパラシュートをつけたハンターに運ばれるこなゆきが降りてくる
このハンターは追加ではなく、マガイモノの捜索に当たっていたものだ。
「いきますよー!!」
「こなゆき、おれを捕まえてみなよ!」
こなゆきは雪の中にダイブし、そのまま駆け出していく
ハンターも素早くパラシュートを外しアイアンマンばりの空中ホバーで華麗に着地する
「金かけてんねぇ………っと、またPC探さないと!!」
「よっし!!」
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「あのマガイモノ達はどうだった?」
凍空大雪と凍空化鮫はトレザード社に送られて解析された………その結果が社内に回されている
【やはりあのマガイモノは『凍空こなゆき』を元にしていたのか】
「しかし何故設定元であるこなゆきを捕まえようと………」
「マガイモノは本家に劣りますので、弱点を抑え込むためじゃないんですか?」
「いや、それは違うな……それだったらもっと強引に捕まえるはず………」
「………いいのか?凍空こなゆきを野放しにして」
【仕方ないよ、彼女の頼みなんだから】
〜数分前〜
「データが取れた!皆が皆凍空こなゆきを元にしている!」
「こなゆきを?………何が狙いだ?」
「さあ……それに関しては皆口を固くしているので」
凍空のマガイモノの目的がわからず難航しているところに………
「……うちっちに、やらせて!!」
「はあ!?」