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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
*59*
「ほ、本当にキタ━━━━━━━━━━━━ !!!!」
「あれが………時空監理局………」
「予想より多いな………大人気ない奴等だ」
「お、おいおい……大丈夫かよexe」
「心配はいらん、むしろ多い方が有難いんでな」
「はぁ?」
時空監理局のヘリはゆっくりと近づき、メガホンが飛び出てくる
【今逃走中を行っているのは我々です!違法ゲームは直ちに中止しなさい】
「うっせー!うちの凍結中の予定に被せてきたのはてめぇらだろうが」
「待て、俺にも言わせろティー」
「はい、マイク」
「Thank you」
exeはたくっちスノーからマイクを受け取り、監理局に向けて叫ぶ
「お前達がここに来ることは分かっていた、全てな」
【何!?】
「プライドが高いお前達のことだ、新ゲームを作れば嫉妬して寄りかかってくることも、対抗してゲームを被せてくることも……乗り込んでくることも全てだ」
「そして、お前達が知られたくないことまで当ててやる………お前達の逃走中、視聴者がいないな?」
………
ボーマンは監理局とは別の場所から口喧嘩を眺める
「時空監理局は数ヶ月前に初開催した逃走中でかなりの顰蹙を買っている………元々信用がなくなりつつあった組織に大スキャンダル、そんな中に突如新しい存在が現れた時皆それに興味を持ち出す………人間の心理をよく理解来ている」
………
「どうせお前ら、まだあの*バカみたいな計画考えてるんだろ?」
*汝は災害なりや?参照
【……………】
「でもその計画はクロノス社と俺たちによって漏洩され、醜態が表に出た………たくっちスノー局長が知れば悲しむだろうに」
【あんなものがなんですか!マガイモノはマガイモノらしく使用者の操り人形になっていればいいんだ!】
「………あっそ、最後にひとつ聞いていいか?」
「あの件のあと、監理局から何人職員が抜けた?」
【死ねええぇぇえええええ!!!】
監理局はヘリから次々と荷物を投げ下ろす
荷物から人間のようなものが飛び出す………【量産型】たくっちスノーだ
「うわっ!?あの人がむっちゃ出てきたっすよ!?」
【全部だ!!全部持ってこい!!】
「そうだ、もっと………もっと持ってこい!!」
「え、exeさん、何を考えて………」
「戦える奴は量産型を止めるんだ!凍空マガイモノや石動の奴に比べたら雑魚みたいなもんだ!」
「俺が止める!」
【ジオウ!】『ジオウ!』