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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
*58*
「うげばあっ!!」
現在死闘を繰り広げている踊山上空。
弾幕ごっこを封じ込まれた霊夢と紫は………
「うぐぅ!!」
拳を使って正邪を一方的に痛めつけていた
反撃しようにも弾幕ごっこを禁じてしまったので正邪自身も対抗手段を無くしてしまっていたのだ。
「やはり暴力………暴力は全てを解決する……」
「そもそもバランスをとるための弾幕ごっこだし、無いなら普通に殴るわね」
「や、やめっ、まだこの体マガイモノになれてなっ、げふっ」
「おい裏カラスと裏ホーン止めろ!ていうか能力はどうなってやがる!」
能力が効かないのも当然。
先程の新聞は何も知らぬ逃走者に読ませていたが、現在はたくっちスノーのよく分からない機転のせいで単なる足場にされているのだ
読まれない新聞に価値はない、この2つは完全にお荷物になったのだ。
「よく分からないけどこれ以上封印されないなら、いっそのこと拳だけで天下取るわ!!」
「ひ、ひえええええ!!解除!!解除してくれーー!!」
「そこまでだ」
一方的に殴られる正邪と霊夢の拳を遮るようにボーマンが現れる
「ぼ、ボーマン!助けに来てくれたのか!」
「いや、そんなつもりはない」
「ですよねー、じゃあなに?」
「あんたがボーマン………」
「博麗の巫女………なるほど、同化した精神の中には君に覚えのある者もいるようだ」
「時間が無いので要件だけ答えると、間もなく時空監理局がここにやってくる」
「!?」
「はぁ!?ちょっと待てよ、予定より1時間も速いじゃないか!!」
「そうだ、私が予想していた時よりも早く奴等は来る、それだけの事だ………準備をしよう」
「ちょっ………おい!!くそっ、覚えてろよ!!」
ボーマンと正邪は渦に乗って消えていく
「………時空監理局が?一体どうして?」
「どうするつもり?」
「もう少し辺りを回って調べてみましょ」
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50:00
遂に、この時が来た
「お、おい!!見ろよあれ!!」
空には蓮根のように時空の穴が開き………
「遂に来たか」
「………ぶっちゃけると、この時をずっと待っていた」
穴の中から………時空監理局が所有する乗り物が大量に降りてくる。