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MM逃走中 〜黄金伝説と昆虫の島〜『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 90ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 魔石商編 
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*36*

ローズマリー
「‥‥‥‥‥‥」

ローズマリーは檻の中で1人考える、伝説のこと、謎の拳銃の事、そして何よりも‥‥‥何故かばんは、バリアフリー・ポーチ社はこんな島を逃走中の舞台にしたのか?という事を

ローズマリー
(わざわざヒーローを呼び寄せたんだ、ただ事じゃないことぐらい誰でも分かる、だが何故‥‥‥)

ローズマリー
「‥‥‥まぁ、時空に存在する企業なんだ、怪しい所ではないと信じたい」

‥‥‥

95:36

Konakun
「なぁ、ゴン太君やっけ?聞きたいことがあるんやけど」

ゴン太
「どうかしたの?」

Konakun
「確か虫の言ってることが分かるんやっけ?」

ゴン太
「うん、そうなんだけどね‥‥‥‥言っておいた方がいいかな?」

ゴン太はどこか寂しさ、あるいは悲しそうな表情をしながら虫を見る

Konakun
「なんかあったん?」

ゴン太
「‥‥‥‥うん、さっきから虫さんに怯えられちゃって、今までそういうことがなくって‥‥‥」

Konakun
「その図体なら驚かないやつはおらへんし、気にせんでええんちゃう?」

ゴン太
「そうじゃないよ、ゴン太だけなら別にいいんだ、ただ‥‥‥」


ゴン太
「ここにいる皆がそうなんだ」

Konakun
「皆ってワイら逃走者達か‥‥‥虫が人を恐れるっていうのも、妙な話やな」

ゴン太
「そう思う?みんなに伝えたほうがいい?」

Konakun
「まぁ、そうしたいのなら‥‥‥‥」

ゴン太
「分かった、あの虫と仲良しなおじさんにも話して、それから皆に伝えるね」

ゴン太
「‥‥‥‥ところで、ゴン太に聞きたいことって?」

Konakun
「ああ、それなんやけど‥‥‥‥えっとな、猟虫について」

Konakunは操虫棍を取り出す‥‥‥棍から離れては外れ、自由に飛びまわり中々棒に帰ってこない

Konakun
「これ、なんか使いにくくてなぁ‥‥‥‥なんか、コツとかあらへんか?昆虫博士やしそういうの詳しいかと」

ゴン太
「うーん‥‥‥ゴン太は馬鹿だから人に説明するのは苦手だけど‥‥‥‥‥」

ゴン太
「使いにくいって、どんな感じ?」

Konakun
「なんか、振っても思った通りの場所に行ってくれないというか、なんか使いにくいというか」

ゴン太
「それはきっと道具のように使っているからだよ、この虫さんも生きているしゴン太達を見ているから、友達と接するようにしていけばきっと大丈夫」

Konakun
「友達と‥‥‥‥分かった、やってみるわ、ありがとな」

Konakunは操虫棍を上に掲げ、猟虫に向けながら去っていく


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