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MM逃走中 〜黄金伝説と昆虫の島〜『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 90ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 魔石商編 
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*38*

しばらくして、ゴン太から一斉送信のメールが送られる‥‥‥Konakunに話した虫達の話だ


たくっちスノー
「虫が俺たちを恐れている?」

ウィオ
「何の事だろう?」

仗助
「‥‥‥‥わかる事って言ったら、襲いかかってくるってことはねぇってことか」

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情報【虫達は恐れている】
虫の意思がわかる獄原ゴン太曰く、人間が怖い映像を見て驚くのと同じようなもので、この島の虫達は本能的に逃走者を恐れている
なお、逃走者だけではなくその他動物たちも恐れているそうな‥‥‥‥
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ヤード
「他の生物への本能的な恐怖‥‥‥‥まぁ黄金伝説なんてものがあるからな、怪物か何かだと思っているのか?」

ヤード
「まぁ虫がよってこないのはありがたいが‥‥‥‥肝心なゲームがな」

インセク島の中心部はほとんどがジャングルで構成されている
ハンターは安安と進めるが、逃走者達はそうもいかない、木と茂みに少しずつ体力を奪われていく

ヤード
「‥‥‥‥あれは」

ヤードは茂みの先でベルゼルグを見つける、ベルゼルグは大剣を振るい周りにある木を片っ端から切り落とし、草を切り裂いていた

ヤード
「何やってるんだ‥‥‥」

ベルゼルグ
「‥‥‥‥どこだ、どこにいる」

ヤード
「ついていってみるか」

ヤードはベルゼルグの後ろについて行くことを決め、切り裂かれ平地となった森を歩いていく

‥‥‥そして進んでいくうちに、再び海岸に到着した
海から放たれる新鮮な空気を思いっきり吸って、ヤードは空を見る


ヤード
「はぁー‥‥‥‥‥涼しい、ハンターもこの辺りにはいないみたいだな」

ヤード
「‥‥‥‥って、ベルゼルグもいない、どこいったあいつ」

一呼吸ついたヤードは再び島の中へ戻ろうとするが‥‥‥



おかしい。


何かがおかしい


ヤード
「‥‥‥‥あれ、こ、ここって、見間違いか?」

ヤードは景色を確認する、本当に見間違いかもしれない、だが‥‥‥植物の種類が【最初の場所と違う】



それなのに


森から海岸へと歩く砂の足跡はないのに、沢山の足跡が‥‥‥‥‥


ヤード
(俺たちの他に‥‥‥‥此処に来てる奴がいるのか!?)

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