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*12*
「なっ・・、ななななななななななんで俺の名前をぉぉっっ!!?」
あまりにもオーバーな動きをして怯えているウソップに対し、
少女は何かを確信したかのようにぱぁぁっと明るい表情になり、
「ウソップ!!やっぱりウソップだぁぁ!!ウソ!?16年前より全然違う!!
カヤは今どうしてるの?・・あ、会ってないよね。でも!また会えた!!!ほかのみんなは?この島にいるの?」
「へっ・・、へぇっ!!?」
その少女の言葉にはいくつか疑問がある。
16年前?16年前となると、ウソップが3歳の時に会ったことになる。
そんなに前のこと、覚えているのだろうか。
カヤ___ウソップの故郷、シロップ村に住むウソップの友達。
なぜ、会ったこともない少女が知っているのだろう。
ほかのみんなというのは、おそらく麦わらの一味のことだろう。
ウソップだけではなく、ほかの仲間のことも知っているというのか。
―怪しい。―
ウソップの脳内の中は、それしか浮かんでこなかった。
続く
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