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originalワンピース~メリーとの再会~
作者: 蓬生  (総ページ数: 72ページ)
関連タグ: 蓬生 ワンピース 
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*13*

しばらくウソップと少女の睨み合いが続く。
先に口を開いたのはウソップだ。



「おっ、おお前!なんでオレのこと知ってんだよ!
それに・・・。カヤのことも!お前、一体誰なんだよ!」

「・・・・え?」

「え?じゃねーよ!誰なんだって聞いてんだ!」

「ウソップ…。私のことっ・・、忘れちゃったの?メリーだよ?ゴーイング・メリー号だよ?」

「はぁぁぁぁ!!!?」



また沈黙が続く。
自称『メリー号』という少女は、悲しげな表情でウソップを見つめる。
そのあまりの可愛さにウソップは一瞬たじろぐが、すぐに冷静さを取り戻し、聞いた。


「お前、オレの嫌いな食べ物言ってみろ。」
「キノコ。」

「サンジはエロ。○か×か。」
「○。」

「ゾロは何オンチだ。」
「方向オンチ。」


自称『メリー号』はすべての質問に正解・そして即答した。


「お前・・・、本当にメリーなのか・・・・?」

「だぁかぁらぁ!!そうだって前から言ってるのに、ウソップが信じてくれないからっ!!」


メリーが駄々をこねる。今にも泣きだしそうなメリーを、ウソップがなだめた。


「わっ、分かった!!信じる信じる!!信じるよ!」

「ほんとぉ・・?」

「あれだけしってりゃ違うって言いきれないだろ。」

「ははっ!よかった!信じてくれた!」


メリーに笑顔が戻り、ウソップは一安心。

とりあえず、メリーが見つかったことを皆に知らせなくては。



「ウソップ!やっと見つけたぞ!早く宿に戻れ!」

「サンジ!!うわぁ!サンジだ!!!変わってなーい!!キャーッ!!また会えた〜!」


いてもたってもいられなくなったメリーがサンジに飛びつく。


「うわっ!…お?レディじゃないか!ウソップ、どなただ?このかたは?」

「事情は戻ってから話す!とりあえず戻ろう!」

こうして、サンジ、ウソップ、メリーの三人は宿へと戻っていったのだった。



          
              




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