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*14*
「お前、誰だ?」
ルフィが椅子にきちんと座って満面の笑みを漏らすメリーに、ちょっかいを出す。
頭をなでたり。(乱暴に)
ほっぺをつねったり。
くすぐったり。
それでもメリーはとてもうれしそうにしている。
「おい。ホントにあのお嬢さん、メリーの化身なのか?」
「あぁ。間違いねぇ。自分で言ってた。」
「だからって・・・。」
そこに、ルフィのちょっかい攻撃から解放されたメリーは、くるっと向き直り、まっすぐサンジのほうに向かってきた。
いくらメリーの化身だからといっても、見た目はサンジ好みのレディ。
すぐにレディセンサーが反応した。
「めぇるぃーちゅわぁ〜ん!!かぁわイイねぇ〜!!」
「はははっ!ありがと―!ねぇサンジ!私、サンジの料理食べてみたいな!ルフィがサンジの料理は最高だっていっつも言ってたからさ、食べてみたいと思って・・・。」
「もぉっちろん!!よろこんでぇ!」
「わぁ!楽しみ!」
メリーがニコッと微笑む。サンジはその笑顔に胸打たれたらしく、
その場で石化してしまった。そのとき、ナミが近づいてきて、言った。
「ねぇ、あんた、本当にメリーなんでしょうね?」
「そうだよ?ナミ、信じてくれないの?お願い!信じて!」
「そうだよナミぃ。こいつ、ホントにメリーだよ!だって、オレたちのこと、いっぱい知ってるよ?」
チョッパーが言う。
「確かにそーだけど・・・。」
ナミはメリーをじろじろと怪しげに見て、眉間にしわを寄せる。
まだ疑っているようだ。
「まっ、とりあえずナミさん。いいじゃないですか!」
サンジがナミをなだめ、ナミもようやくメリーを受け入れた。
続く
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