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*17*
一味が連れてこられたのはなんと武器屋。
メリーはためらいもなくずんずん奥へと進んでいく。
「あ!ミヨシさーん!」
そういってメリーが声をかけたのは・・・・。
深い青色の髪の毛に、オレンジがかった赤い瞳。黒いジャケットを着ている・・・・美青年。
「なんだ。メリーか。」
ミヨシと呼ばれた青年は、感情の読めない声と表情で返事をした。
笑ったら絶対にカッコいいだろう。この時ナミはそう思った。
「メリー。この人たちは?」
「麦わらの一味だよ!私が乗せてた人たちなの!」
「・・・・ふぅん。」
ミヨシは一味をちらっと見ると、目を逸らした。そこにルフィが近寄る。
「オレ、ルフィ。よろしくな!」
ルフィはニシシと笑うと、ミヨシに手を伸ばす。だが、ミヨシはルフィに見向きもしない。
「なんだありゃ。感じわりぃ。」
サンジがタバコを吸いながら嫌な顔をしていった。それに気づいたミヨシがサンジを睨む。その目つきが怖いったらありゃしない。サンジが手を挙げて「お手上げ、お手上げ」とでもいうようにその場から立ち去った。
感じが悪いと思ったのは、サンジだけではないだろう。
皆、ミヨシにいい印象は持たなかった。
続く
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