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*13*
彼女はこの世界にいなくて・・・
「うわぁ、びっくりー。キサナってだれー?君どっから来たの?そもそもいつのまにいたの?」
毛玉が問いかけてくる。うるさい上に幾つも問う。マイペースな奴だ。
「俺はさだお、えっとアグラニから来た。キサナは友人で・・・!?まさか・・・」
「うん、思い切り叫んでたよ?」
顔から火がでる・・・いじめか・・・
「ま、いっか。あ、私、レイム。プクリポで在りながら、パラディンだよ!宜しく〜」
「ああ、宜しくな・・・」
この時、気づくべきだった。彼女のことが脳裏に焼き付いていることを。忘れてなどいないことを・・・
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