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*14*
どの世界も怪盗はいるもので・・・
「へー、アグラニとは違って活気がある。」
「大地の箱船があるから、いろんな種族の人がいるんだよ。まぁ、私もそうだけど。箱船はねーってきいてる?」
「ああ、だが時間が惜しいんでな。キー・・・」
「キーエンブレム!たしかに、そうだけど。別に観光くらい・・・」
俺に何かがあたりレイムが黙る。当たってきたのは、俺と同じドワーフだろう。妙な兜をかぶっている。
「むきーーーー!全く邪魔ですよ!邪魔な無能は嫌いじゃないですが、そのせいで、逃がしちゃったじゃないですか。」
レイムが罵声を浴びせているが、それを気にせず。俺はこの男が指す方角をみる。そこには、いかにも怪盗といえる、姿が見えた。
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