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*27*
綻びは生じ始めて・・・
覚悟もできた。力も手に入れた。後は、あの世界に身を投じるだけである。
「もう、負けられないな。さて、寝るか。・・・
あの世界に何時行くことになんだろ?」
そのまま眠りについていった。現実に起きている歪みを知らぬまま・・・
「ニュースをお伝えします。
東京に謎の生物が出現しました。スライムと名付けられたその生物は、自衛隊に三時を過ぎたあたりに駆除されました。しかし、どうやって現れたかなどは分かっておらず、近隣住民は空間に歪みが現れ、そこから這い出てきたとのことです。これに対し専門家は・・・」
テレビの電源が切られる。
「始まってしまったか・・・時間が惜しいな、頼むぞ。春夏秋冬綺砂那」
綺砂那は黙って頷いた。
春夏秋冬、これで“ひととせ”と読みます。長くてすみません・・・
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