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追憶に潜む答え〜4〜
「遊び人?」
「そう、遊び人。」
にこやかに答えるその男は、遊び人そのものだった。
「なんで、遊び人が?何のため?」
「いやー、いろいろ大変なんだよ。お前の存在で壊れた世界直したり。整えたり。それに、現状お前を保たせたりとかな。」
「世界が俺で壊れる?俺を保つ?どういうことだ・・・」
男、古火羅は笑う。この笑いの意味をこのとき分かるはずがなかった。そして知る、火羅の覚悟を・・・憎悪に隠した狂気の計画を・・・
「そういえば、なぜ変装を?普通に渡せばよかったのでは?」
「だって、照れくさいじゃん。それに顔出したくないしー。後は出さないのがかっこいいしなー。」
覚悟など、わかるはずないな。このふざけた態度では・・・
「まぁ、ちゃんとした意味もあるよ。」
などといわれても分かるはずない。
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