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*48*
追憶に潜む答え〜3〜
「お前は・・・?」
「いいから、続けて。早く早く。時間ないよー。俺のことなんか、あとあと。」
見知らぬ人の前でなぜ追憶の答えを探すのか。そんな疑問分かるはずない。ただ、せかされるままにつづけた。
武器を持ち、防具をまとった俺は天魔と向き合っていたな。街を救うことに意味もいらなかった。そして戦い。勝った。仲間ともいえる存在にもなってくれた。初めて過去を話した。話せたんだ。また会える、会おうって。でも、これは・・・
「嘘じゃないんじゃね?」
「は?お前・・・話聞いてきずけよ。俺は“九佐駄男”じゃない。ただの偽物なんだよ!!全部、記憶も、感情も、命さえ・・・」
「ああ、知ってる。」
「知ってるって・・・なんでそんな軽く言えるんだ!!」
「だって偽物でも、冒険してきたのはお前じゃん。記憶とか、他人のなら気にしなくてよくね?感情、偽物っぽくないだろ?ってか興味ないな。」
軽く事実を受け止める彼は何者なんだ。
「お前はいったい何者なんだ?」
「自称、最強の遊び人。古火羅だ!!」
とか変な答えが帰ってきた。
《注意》古火羅は作者が気に入っているオリキャラです。名前はこのキャラからとりました
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