完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*59*
終わりと狭間〜3〜
零「俺の計画は、幼少の頃から始まる。どうやら、一人知っているようだが、あえて言おう。ダムを破壊したのは幼き頃の俺だ。理由まで言ってやる気にはなれない。」
九「なんだと・・・」
驚く俺を見るのも不思議なものだ。
さ「黙れ、俺が聞きたいのはお前がなにをねらっているか。それだけだ。」
零「ふん、俺の好意を無駄にしやがって。まぁいいだろう。簡単だ、世界をなくす。単純だろ。」
この笑っている顔、声、全てが腹立たしい。腐ってやがる。
零「それも、お前のおかげだ。さだお。ククク、クハハハ!!」
九「もう喋るな、うざいだけだ。」
俺ら?が切れている横で綺砂那は震えている。何かあったのだろうか?
さ「どうした?綺砂那」
綺「聞こえる。世界の声が、泣いている。やめて、もうやめて、いやだ、つらいよ、痛いよ、いやぁあああああ!!」
叫ぶ綺砂那と笑う零路、脳裏に対極の表情が焼き付いていく。俺は分からなかった。夢とは違う時を世界が刻んでいることを。湾曲する世界に待つ物語を・・・
PR