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*58*
終わりと狭間〜2〜
綺「さだお!!」
綺砂那は俺が来るのを期待していたらしい。うれしそうに俺を呼んだ。
零「揃ったか。悲劇の役者達が。ククク」
九「ああ、お前はなぜこんなことを・・・俺への復讐か?。」
さ「単に、自暴自棄か。しかも、裏に誰がいる?」
零「む、現実と記憶を共有していない?。どういうことだ。」
狼「そいつは、生きてるな。大方、火羅のたくらみだろ。」
この声は聞きたくなかった。何故なら・・・
さ「お前・・・天魔は・・・」
狼「俺がここにいる。それが事実だ。まぁ、貴様には手を出せないし、ここに俺はいらないな。」
天魔がどうなったか、あらかた見当もついてる。仇をうちたい。だけど、ここであいつに手を出せば・・・全滅。
結果、空間の切れ目を進むあいつを睨みつけるしかできなかった。
零「話は終わったか。狼、不気味な奴だ。さて、ここにたどり着けた褒美に、事実をはなしてやる。」
笑いながら話すあいつに、昔の面影はなかった。
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