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魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」
作者: マヤ  (総ページ数: 208ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 
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「ゴリラ…これ、もうすぐ上級悪魔じゃん!」
そう、かなりでかい。
れんは、悪魔に精気をすでに吸われているので、力はあまりつかえない。
「どーしよ…」
さすがの綾美もおろおろする。
すると、そこにゴリラが襲いかかる。
「きゃあっ!」
とっさのことで、盾をだすこともできず、なぜか殴る。

どっごーーーん!!!

ゴリラが吹っ飛んでいき、ついには消滅する。
さすが怪力綾美。もうすぐ上級悪魔になるゴリラを殴るだけで倒すなんて、聞いたことない。
「くっそーこーなったらヤケクソだぁ!」
意味がよくわからないが、綾美はどんどん悪魔を倒していく。
れんは、そのあり得ない光景をただ呆然と見ている。
もちろん、悪魔も。こんなこと、今までにない光景だろう。
そして、ついには全部のゴリラ(悪魔)を倒してしまった。
「う…うそでしょ」
上級悪魔がびびっている。
悪魔がびびる?どんだけ怪力なんだ。
相手は上級悪魔なのに。怪力にもほどがある。
「綾美っ!」
「綾美ちゃん!」
「…大丈夫か?」
そこに、翔と翼と京一郎が到着する。
「あれ?紗綾たちはどーしたんですか?」
綾美が翔たちに話しかける。
「あー、紗綾たちなら無事だぜ。さっき会ったから。で、綾美とれんを探してきてくれって頼まれてさ。
紗綾たちも大変だったみたいだぜ。みんな疲れてた。ゴリラが出たとか言ってたな」
そして、びびり気味の悪魔を見て、翔と翼が前に出る。
「じゃ、この悪魔はおれたちが片付けとくよ。鳴神くんは、2人をよろしく☆」
「はい」
というわけで、びびりな悪魔は翔と翼に任せ、紗綾たちのもとへ戻る。


「紗綾ー!志穂ー!黎夜ー!かえでー!悠斗ー!…徹平さん」
「なんかひど!」
その後、翔と翼も合流した。
もう遅いので、みんな帰ろうとしたのだが…。
「すいません。少しでいいので…みなさんに話したいことがあるんです」
と綾美が言うので、とりあえず綾美たちの家に戻ることになった。
そこで、紗綾たちは綾美たちの過去を知ることになる。

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