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*40*
「破魔よ…、我に従い悪を浄化せよ。」
綾美がエリーナに向かって手を伸ばす。すると、その手から破魔の力が放たれた!
エリーナは大怪我を負った。そして、服に隠してあった笛を取り出す。
その笛は、綾美が触れるとその大きさをフルートくらいまでの長さに変える。
その音色は、高く、澄んでいる。紗綾とまったく同じようだが、綾美のほうが力強く、効果は絶大だ。
「あああ…、その笛をとめてくれ…。」
こうして、悪魔は消滅した。
「すごい、綾美!っていうか、その笛なんなの?わたしより、悪魔が消滅するのはやかった気がするんだけど。」
「これは、効果は絶大だが、体力をその分たくさんつかうんだ。」
「その割には、息とか切れてなくない?」
「まあ、慣れたし…、っていうか、また悪魔が来たんだけど。」
そう、また悪魔が来たのだ。
「あれ?気づかれちゃった?さっすが王女ね〜。わたしはエレーナ・グレファ。エリーナの姉よ。
ちなみに、伯爵の2番手。」
上級悪魔がまた来たのだ。まったく、いい迷惑だ。
「よし、つぎは俺らがやる!」
「ああ、いくぞ、翔!」
『炎よ、荒れ狂う獅子となれっ!』
しかし、エレーナはそれをかわす。
「灰神先輩、失礼ですが、そんなのじゃ絶対あたりません。仕方がないので、援護します。」
綾美がそう言い、意識を集中させる。
「我が意思に応え、味方の力を増幅させよ。」
すると、翔と翼の足元に魔法陣のようなものが現れる。
「うわっ!なんだこれ!?なんか体が軽いし、力が湧いてくる!」
「ほんとだ…!いくぞ、翔!」
『炎よ、荒れ狂う獅子となれっ!』
今度は、スピードが上がったため、エレーナに攻撃を当てることができた。
攻撃力も相当上がっていて、エレーナは倒れた。
「うう…退散だ…。」
エレーナは逃げようとした。
『逃がさねえよ!』
灰神兄弟からまた攻撃を受け、エレーナは消滅した。
ところで、みなさん気づきました?「まったく、いい迷惑だ」って、
わたしが思ったこと書いちゃいました!あはは☆