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*141*
そして、5分後。
完全に、炎が消えた。
「綾美ちゃん、今のなにっ!?」
かえでが詰め寄ってくる。
…わたしだってわからないんだけど…?
「…綾美…まさか…?」
「…それしかないだろう」
え?どういうこと?
「綾美、おまえはきっと、天のマテリアルも持っている」
天の…マテリアル?
説明によると、破魔のマテリアルに、たま〜に天のマテリアルがつかえる子が生まれるんだって。
天のマテリアルは、天使の力と同様の力を持つ。
その力は、ものすごく強力なんだって。
ふと、家が視界に入った。
みんなで過ごしてきた家…。
住めないことはないが、ぼろぼろになっている。
幸せだったのに…。
悪魔のせいで…わたしが力を持って生まれてきたせいで…!
泣かない。わたしのせいなんだから。泣いちゃいけない。
わたしに…泣く資格なんかない。
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