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魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」
作者: マヤ  (総ページ数: 208ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 
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*175*

実は、小説書くの飽きてきた…←おい

・・・ということで←どういうわけだよ

番外編をかきまーす!!

運動会です!←原作であっただろ

さ〜書くぞ〜←無視すんな



「…次、わたしらだよね」
「…うん」
「やだぁ〜」

紗綾、かえで、綾美がなぜかすごく落ち込んでいる。
というか、顔が真っ赤だ。
なぜ、恥ずかしいのだろうか?

「う…やだな」
「めんどくさい」
「はあ・・・」

黎夜、悠斗、れんもため息をついている。
そして、こちらも顔が少し赤い。

「さあ!次は白組の番だー!」

耕平の声が辺りに響く。
そして、それよりも大きな声が。

『おお―――!』

気のせいか、みんな目がハートな気がする。

「代表者は〜紗綾&黎夜ペア!かえで&悠斗ペア!綾美&れんペア―――!」

しかたなく、ぎこちない笑顔で手を振る。
…黎夜と悠斗はぶすっとしていて笑ってさえもいなかったけど。

『おお―――!!』

さっきよりもすごい声だ。

さて、この競技の説明をしよう。
これは、ただのお楽しみ競技。点数もなにも入らない。
だが、ある意味みんなが楽しみにしている。

それは、これが簡単に言うと…コスプレ大会みたいなものだからだ。

コスプレだけでも恥ずかしいのに、これには意地悪なルールがある。

コスプレは、合計3回。
走って着替え場所に移動する。

しかし、移動するときは、男子が女子をお姫様抱っこ。

もちろん、みんなやりたがらない。
だが、見るのは大好きなようだ。

さて、説明に戻ろう。

もちろん、着替えるのは男女2人とも。

しかし、女子はあるお題のセリフを言わなければならない。
それは、本番まで秘密なのだが…。

それで、こんな恥ずかしいことをやりたがる子はいないため、推薦。

毎回、容姿端麗な子が推薦される。

志穂も推薦されたのだが、相手役がいなくて、なんとかやらずにすんだ。

おっと、そろそろ始まるようだ。

「よ〜い、スタート!」

耕平の元気で大きな声が響き、みんな一斉に走り始める。
みんながみんな負けず嫌いなので、本当にお姫様抱っこをしているかと思うくらいのフルスピードだ。

あっという間に、着替える場所に付く。

全員がそこに入っていき、急いで着替える。

「さ〜て、一番最初のコスプレは〜…チアガールと学ランだ〜!」

『きゃああああ〜!かっこいい〜!』

一番目立つのが、女子たちのバカでかい声。
男子たちも、叫びはしないが顔が赤くなっている。

しかも、特に恥ずかしいのが、女子たち。

なんと…へそ出し。

(((クソ…だれだ、こんな衣装にしやがったのは…!)))

男子は怒りモードMAX。
女子は赤面。

『フレーっフレーっしーろーぐーみ!』

そこまで恥ずかしいセリフではないが、笑顔を作るのさえ難しい。

そして、またダッシュ。

(((こんな姿他の奴らに見せてたまるか…)))

観客が軽くビビっていたのは言うまでもない。
またまたあっという間に着替え場所。

今回の衣装は…猫耳メイドと猫耳執事。

もちろん、言うまでもなく赤面。

『ご主人様、お帰りなさいませにゃ♪』

言うまでもなく、男子が真っ赤っか。
女子も黎夜、悠斗、れんの猫耳執事に感動しているようだ。

そして、またまたもうダッシュ。

最後のコスプレは…お姫様と王子様。

またまた言うまでもなく、赤面。
観客たちも見とれている。

(((…きれいだ…)))

男子3人が女子たちに見とれている。

(((…かっこいいな…)))

女子3人も、男子たちに見とれている。

『どうか、わたしと一緒に踊ってください、王子様…』

これには、女子も男子も赤面。
感情表現があまりない黎夜でさえ真っ赤だ。

そして…運動会はすごい盛り上がりで終った。

「は〜恥ずかったな…」
「うん…」

今、れんと綾美は2人きりで帰っている。
それぞれ、悠斗とかえで、黎夜と紗綾、たまたま(?)会った徹平と志穂で帰っている。

「…でも、やってよかったかも」
「え?」

綾美がぽっと顔を赤らめて、れんに向かって言う。

「だって、いろんな恰好のれんが見れたんだよ?素直に、うれしかった」

「・・・!」

れんは、もちろん赤面。
綾美は、美少女なので、その気がなくてもドキドキしてしまうだろう。

「…かっこよかったし」

綾美がつぶやくように言うので、またまたれんは真っ赤になってしまう。

「…綾美も」
「え?」

綾美のほうをじっとれんが見つめて…。

「綾美も、きれいだった…けど」

「・・・!」

言っているれんまで赤くなり、綾美も真っ赤。

2人の距離は、ちょっぴり近くなったような気がする。

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