完結小説図書館
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*175*
実は、小説書くの飽きてきた…←おい
・・・ということで←どういうわけだよ
番外編をかきまーす!!
運動会です!←原作であっただろ
さ〜書くぞ〜←無視すんな
「…次、わたしらだよね」
「…うん」
「やだぁ〜」
紗綾、かえで、綾美がなぜかすごく落ち込んでいる。
というか、顔が真っ赤だ。
なぜ、恥ずかしいのだろうか?
「う…やだな」
「めんどくさい」
「はあ・・・」
黎夜、悠斗、れんもため息をついている。
そして、こちらも顔が少し赤い。
「さあ!次は白組の番だー!」
耕平の声が辺りに響く。
そして、それよりも大きな声が。
『おお―――!』
気のせいか、みんな目がハートな気がする。
「代表者は〜紗綾&黎夜ペア!かえで&悠斗ペア!綾美&れんペア―――!」
しかたなく、ぎこちない笑顔で手を振る。
…黎夜と悠斗はぶすっとしていて笑ってさえもいなかったけど。
『おお―――!!』
さっきよりもすごい声だ。
さて、この競技の説明をしよう。
これは、ただのお楽しみ競技。点数もなにも入らない。
だが、ある意味みんなが楽しみにしている。
それは、これが簡単に言うと…コスプレ大会みたいなものだからだ。
コスプレだけでも恥ずかしいのに、これには意地悪なルールがある。
コスプレは、合計3回。
走って着替え場所に移動する。
しかし、移動するときは、男子が女子をお姫様抱っこ。
もちろん、みんなやりたがらない。
だが、見るのは大好きなようだ。
さて、説明に戻ろう。
もちろん、着替えるのは男女2人とも。
しかし、女子はあるお題のセリフを言わなければならない。
それは、本番まで秘密なのだが…。
それで、こんな恥ずかしいことをやりたがる子はいないため、推薦。
毎回、容姿端麗な子が推薦される。
志穂も推薦されたのだが、相手役がいなくて、なんとかやらずにすんだ。
おっと、そろそろ始まるようだ。
「よ〜い、スタート!」
耕平の元気で大きな声が響き、みんな一斉に走り始める。
みんながみんな負けず嫌いなので、本当にお姫様抱っこをしているかと思うくらいのフルスピードだ。
あっという間に、着替える場所に付く。
全員がそこに入っていき、急いで着替える。
「さ〜て、一番最初のコスプレは〜…チアガールと学ランだ〜!」
『きゃああああ〜!かっこいい〜!』
一番目立つのが、女子たちのバカでかい声。
男子たちも、叫びはしないが顔が赤くなっている。
しかも、特に恥ずかしいのが、女子たち。
なんと…へそ出し。
(((クソ…だれだ、こんな衣装にしやがったのは…!)))
男子は怒りモードMAX。
女子は赤面。
『フレーっフレーっしーろーぐーみ!』
そこまで恥ずかしいセリフではないが、笑顔を作るのさえ難しい。
そして、またダッシュ。
(((こんな姿他の奴らに見せてたまるか…)))
観客が軽くビビっていたのは言うまでもない。
またまたあっという間に着替え場所。
今回の衣装は…猫耳メイドと猫耳執事。
もちろん、言うまでもなく赤面。
『ご主人様、お帰りなさいませにゃ♪』
言うまでもなく、男子が真っ赤っか。
女子も黎夜、悠斗、れんの猫耳執事に感動しているようだ。
そして、またまたもうダッシュ。
最後のコスプレは…お姫様と王子様。
またまた言うまでもなく、赤面。
観客たちも見とれている。
(((…きれいだ…)))
男子3人が女子たちに見とれている。
(((…かっこいいな…)))
女子3人も、男子たちに見とれている。
『どうか、わたしと一緒に踊ってください、王子様…』
これには、女子も男子も赤面。
感情表現があまりない黎夜でさえ真っ赤だ。
そして…運動会はすごい盛り上がりで終った。
「は〜恥ずかったな…」
「うん…」
今、れんと綾美は2人きりで帰っている。
それぞれ、悠斗とかえで、黎夜と紗綾、たまたま(?)会った徹平と志穂で帰っている。
「…でも、やってよかったかも」
「え?」
綾美がぽっと顔を赤らめて、れんに向かって言う。
「だって、いろんな恰好のれんが見れたんだよ?素直に、うれしかった」
「・・・!」
れんは、もちろん赤面。
綾美は、美少女なので、その気がなくてもドキドキしてしまうだろう。
「…かっこよかったし」
綾美がつぶやくように言うので、またまたれんは真っ赤になってしまう。
「…綾美も」
「え?」
綾美のほうをじっとれんが見つめて…。
「綾美も、きれいだった…けど」
「・・・!」
言っているれんまで赤くなり、綾美も真っ赤。
2人の距離は、ちょっぴり近くなったような気がする。