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*191*
「―――っ…く…っそ…なんで…おまえが闇の力を…」
「あれ?もう終わり?つまんねーのっ」
悪魔は、闇の力を使っていた。
―――最悪の状況だった。
みんな、必死に戦った。
なのに、攻撃さえもなかなか当たらない。
かえで、悠斗、鳴神、ユリは、体力を消耗して、動けない。
れんも、辛うじて立っている状態。
翔と翼は、ほかの人に比べて体力があるので、まだ大丈夫だが、もうそろそろ限界らしい。
かえでたちをかばうようにしていたが、ついに座り込んでしまった。
紗綾は、光の力を使いながら戦っていた。
まだあまり使ったことがないので、サポートする形で。
黎夜は、体力の消耗に配慮しながら戦っている。
綾美は、いろいろな力を駆使しながら戦っているが、さすがにきつそうだ。
「紗綾、笛!」
「うん!」
攻撃が当たらないのならば、破魔の笛。
2人は、破魔の笛を奏で始める。
「う…ああ…あっ」
悪魔は、もがき苦しむ。
しかし、ふっと笑みをこぼし…。
「闇よ…」
紗綾と綾美に向かって、闇の力を放った!
「サーヤ!」
「綾美!」
―――ドンッ
闇の力が、何かに当たった音がした。
そして、ドサ、という音とともに、誰かが倒れてきて―――。
「レイヤくん!」
「れん!」
そこには、血を流しながら倒れている黎夜とれんの姿があった。
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