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魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」
作者: マヤ  (総ページ数: 208ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 
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「―――っ…く…っそ…なんで…おまえが闇の力を…」

「あれ?もう終わり?つまんねーのっ」

悪魔は、闇の力を使っていた。


―――最悪の状況だった。

みんな、必死に戦った。
なのに、攻撃さえもなかなか当たらない。


かえで、悠斗、鳴神、ユリは、体力を消耗して、動けない。
れんも、辛うじて立っている状態。

翔と翼は、ほかの人に比べて体力があるので、まだ大丈夫だが、もうそろそろ限界らしい。
かえでたちをかばうようにしていたが、ついに座り込んでしまった。

紗綾は、光の力を使いながら戦っていた。
まだあまり使ったことがないので、サポートする形で。

黎夜は、体力の消耗に配慮しながら戦っている。

綾美は、いろいろな力を駆使しながら戦っているが、さすがにきつそうだ。

「紗綾、笛!」

「うん!」

攻撃が当たらないのならば、破魔の笛。

2人は、破魔の笛を奏で始める。

「う…ああ…あっ」

悪魔は、もがき苦しむ。
しかし、ふっと笑みをこぼし…。

「闇よ…」

紗綾と綾美に向かって、闇の力を放った!

「サーヤ!」

「綾美!」



     ―――ドンッ



闇の力が、何かに当たった音がした。


そして、ドサ、という音とともに、誰かが倒れてきて―――。



「レイヤくん!」

「れん!」



そこには、血を流しながら倒れている黎夜とれんの姿があった。

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