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*23*
今日もいつもどおり登校。
すべていつもどおり…のはずだったが、教室がざわついている。
「ねえ、サーヤ。このクラスに転校生が来るんだって!しかも、2人!!」
「へえ、そうなんだ。どんな子なんだろうね?レイヤくん、楽しみだね!」
「別にどうでもいい。」
黎夜は興味がまったくないようだ。
『はああ〜、レイヤくん、クールでかっこいい〜!!』
女子たちが口々に言う。
「レイヤ、今日もすごいね。なんであいつはあんなにモテるのかね?」
「ははは…。」
千晶の容赦ない言葉に、紗綾は苦笑いする。
すると、圭吾が入ってきた。
「はい、みなさん静かにしてください。今日は転校生を2人紹介します。」
圭吾がこう言うと、2人の少女が入ってきた。2人とも、かなりの美少女だ。
「愛川 綾美です。よろしくお願いします。」
「滝川 かえでです。よろしくお願いします。」
「では、席はどうしましょうか…。」
と、圭吾が言う。
「先生、席替えすればいいんじゃないですかー?」
千晶が提案する。
「そうですね、それでは、席替えをしたいと思います。」
席替えをすると、紗綾と黎夜はまた隣の席になった。
紗綾の前は綾美で後ろはかえで、志穂は列をはさんで隣だ。
(レイヤくんの姉ラブはすごいですね…)
またもや隣りになった紗綾と黎夜を見て、志穂は、思わず感心してしまった。
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