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*33*
そして、部活の時間になった。
「あ、綾美、かえでちゃん、れんくんと悠斗くんってマテリアルなの?」
「ん?あー、そうだよ。」
紗綾たちはほっとした。このあと、れんと悠斗も合流して理科準備室に向かった。準備室に入ると、
ふわっといいにおいがする。
「あ、みんな来たね。」
そこには圭吾がいた。そして、机の上にはコーヒーとまんじゅうが置いてある。
「さて、みんな自己紹介しようか。」
新しく仲間がきたので自己紹介をすることになった。
「日守 紗綾です。マテリアルは破魔です。」
「…日守 黎夜。マテリアルは光だ。」
「風見 志穂です。マテリアルは風です。」
次は新しく入ってきた綾美たちだ。
「せんせー、わたし最後でいいですか?」
綾美がなぜかそう言う。
「…わかりました。最後でいいですよ。」
「じゃあ、わたしから言います。滝川 かえでです。マテリアルは水です。」
「水川 悠斗。マテリアルは水。ちなみに突然変異。」
「光野 れんだ。マテリアルは光だ。俺も突然変異。」
「じゃ、わたしだね。」
ついに綾美の番になった。
「愛川 綾美。マテリアルは破魔。」
「えええ!?な、なんで?」
紗綾が驚く。かえで、れん、悠斗は知っていたようで、ふつうにその反応を見ている。
冷静な黎夜と志穂も驚いている。
「綾美ちゃん、はやく本当のこといいなよ。」
「え!?うそついてたの?」
「わかったよ、圭吾先生。紗綾、別にうそはついてないよ。わたし、名字じゃわからないって言ったでしょ?
それは、本名じゃないからだよ。」
紗綾たちはポカンとした。
「え…?なんで?」
「わたしの本名は日守 綾美。紗綾と黎夜の姉。だってさ、紗綾たちの姉だってなったら、
みんなびっくりしちゃうでしょ?」
「わたしの…お姉さん?」
「僕の…姉?」
「ま、これからよろしく♪紗綾、黎夜。」
あははー破魔のマテリアルでしたー。ドロシー正解!
まあ、オリキャラ紹介のところに本名かいちゃったしね。しまったー。
でも、紗綾、愛の力って…。それは黎夜のことだよね…。