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魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」
作者: マヤ  (総ページ数: 208ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 
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紗綾と黎夜は綾美、かえで、れん、悠斗と一緒に綾美の家へ向かっている。
綾美の家にみんなで住んでいるのは、親がいないからだという。
「あ、そーだ。わたしのアーティファクト、教えてあげる。わたし、今ブレスレットしてるでしょ?
これについているチャーム、全部アーティファクトだよ。」
そのチャームはいろいろな形があった。めがね、天使、動物…などなど、いろいろだ。
「でも、光の力がつかえるアーティファクトはこれ。」
そういって、服に隠してあったペンダントを取り出す。
「これって、わたしのとそっくり…。」
そう、それは紗綾のとほとんど同じだった。ちがうところといえば、石の色だ。
紗綾のは黒色だが、綾美のは白色だ。
「家にもどったら、特訓しようね。」
綾美がそう言った瞬間、なにかが綾美をさらっていった。
「綾美っ!?」
「追いかけるんだ!」
黎夜が言う。かえでたちをみると、志穂たちにメールをしているようだ。
「くそっ…、見失った。でも、たぶん、この道はまた中央公園だと思う。」
「志穂ちゃんたちに連絡しといた。わたしも中央公園だと思う。行ってみよう。」
(お願い、無事でいて…!)
そう願いながら、紗綾たちは中央公園に向かった。

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