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*26*
すると、唐突に鍵が光る。
「う、わっ!」
いきなりの光に、つい鍵を放してしまう。
現れたのはアイリやキアーヴェが召喚した時の獣ではなく、長い銀髪の女性。
「こんにちは、フルバスターさん」
「え、お前が…ユニコーン?」
ついポカンとする。
星霊魔導士ではない自分が、召喚してしまったのか?
そもそもユニコーンは、獣ではなかったのか?
「うふふ、私はこうやって意思疎通をするのです。獣じゃ伝わらないでしょう?」
「いや、そうだけど…。じゃなくて、どうしたんだ?」
あえて心を読まれたということは気にせず、用件を聞く。
ユニコーンは銀の鍵を、グレイに渡した。
「?これ、星霊の鍵だろ」
「私の仲間です、貴方の友人のことを話したところその人の星霊になりたいと」
ルーシィのことだろう、ユニコーンは星霊を愛してくれるルーシィが大好きらしい。
「これ、何の星霊だ?」
「ぺガスス座の鍵です、『ペガサス』を呼び出せます」
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