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*27*
「…ああ」
鍵を受け取り、ユニコーンも鍵に戻った。
グレイは帰路に着くため、また歩き出す。
ズキンッ
ズキンッ
「…何で…」
何で、頭が痛む?
疲れているのか、グレイは速めに足を動かした。
―キブシの町―
「…は、」
ナツは、目を覚ました。
不思議と先ほどの気持ちはなく、レベリカが隣で寝ている事に気づく。
「よお、人工ニルヴァーナが効いたみたいだな」
「ドロップ」
ドロップはナツの目に、正義の光がともっていない事を確認する。
にやけるのを抑え、「行くぞ」とナツを引っ張った。
「?…今、夜なのに…どこに?」
「丘だよ、ここじゃ暑いだろ」
来い、とドロップは先に見える丘に向かっていく。
ナツもそれに、ついていくことにした。
―丑三つ時、フェアリーテイル前―
エルザを筆頭とする、ルーシィ、グレイ、ウェンディ、ハッピーとシャルル。
その6人が、奇襲作戦にでた。
「いいか、このチャンスが一度きりだ!ルーシィによると、もう十分な時間はたまっているそうだ」
「このままではナツさんが危険なんですよね」
― 竜 導士の を犠牲に て、起動さ 、人々を滅ぼ
おそらく、滅竜魔導士の命を犠牲にして、起動され、人々を滅ぼすと伝えているのだろう。
この先にも文章は続いているのだが、読めないためレビィに任せた。
ルーシィが不安がって、俯いている。
「…ねぇ、グレイ。アタシ達のこと…ナツはもう…、」
「あの馬鹿が、忘れる訳ねぇだろ」
ルーシィは、俯いたまま動かない。
エルザが行くぞと、歩き出した。
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