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＊5＊
みすずさん
ありがとうございます！
今から拝見させていただきますね＾＾
「…ナツ？」
紐で結ばれて、気絶しているナツ。
「テメェ等、ナツに何をしやがった」
「答えようによっては、ただではすまさんぞ」
グレイとエルザの睨みに、男はおどけるように肩をすくめた。
「ひひっ、こえーこえー！フォーキルズ、やっちまえ」
そう言った男の後ろから現れた、3人の男女。
するとその3人は、いきなり攻撃態勢に入った。
「久しぶりだなぁ、エルザ・スカーレット」
「！！？な、…ミラーリ！」
ミラーリは、茨姫の事件の際に敵として現れた直立部隊隊長だ。
その部隊は解体されたと聞いたが。
一方のウェンディは大きな瞳を、さらに見開いていた。
目の前の少年は、見覚えがあるからだ。
「キ、クさん…」
「アンタ！何でっ」
「………天空の巫女」
悲しげにキクは、眉を寄せる。
キクは兆年孤独唄の事件の際、敵として現れた闇ギルドの幹部だ。
全員のその後は知らないが、まさかここにいるとは思いもよらなかった。
「くふっ、あはは！ルーシィだっけ？噂には聞いてるよぉ！アタシ、レベリカ。死後もよろしく」
狂うように笑い出すレベリカと名乗る女は、黒いドレスを身にまとわせている。
「な、なによ…怖いんですけど！」
するとグレイは、ある点に気づいた。
―『フォー』キルズ
「あと一人は…誰だ？」
男は待ってましたと言わんばかりに、下品な笑みを浮かべる。
ナツを結んでいた縄を切り、ナツは目を覚ました。
だが安堵も束の間。
グレイはナツに、蹴り飛ばされた。
「っか、は！」
「グレイ！」
ルーシィが振り向くと、レベリカが姿勢をとる。
「増幅植物『いばら』！」
走り出すルーシィの四肢を拘束し、地面に叩きつける。
「うくっ」
「痛い？この植物は弱々しいけど、スピードは抜群。おかげで叩きつける攻撃力も上がるの」
「鏡歌『対』」
「くぅっ！」
攻撃が跳ね返り、逆にエルザを傷つける。
血が出ている肩に、指をはわせた。
「はっあ…」
「…ねぇ、エルザ・スカーレット。アタシは思うの、この世界の戦争なんて無意味だって」