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FAIRY TAIL ―誤りの戦争― 完結
作者: ハヤチ  (総ページ数: 57ページ)
関連タグ: FAIRYTAIL ナツ・ドラグニル 二次創作 微々グロ 闇落ち 
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10~ 20~ 30~ 40~ 50~

*7*

りんごあめさん

恐縮です!前作もよんでくださるとは・・・!
りんごあめさんの見ました!
みすずさんやりんごあめさん・・・私の小説にコメントくれる人は基本文才がある人・・・
なんだか自分が情けなくなる・・・w
ありがとうございます!
これからもがんばります!





三冊目『残された善意』



攻撃を止めたナツは、静かに後ずさる。
グレイはそれが不思議で、ナツに話しかけた。

「なんで…今…」
「黙れ、もう一回やってもいいんだぞ」

鋭く睨まれ、グレイは体を硬直させる。
今までのナツからは見たことの無いくらい、酷く冷めた目だ。
笑顔に包まれていたナツは、どうしてこんなにも変わり果てたのだろう。

「…ナツ…戻ってきて…」

ルーシィから、涙が伝う。
すると後ろにいた男が、叫んだ。

「戻って来い!ドラグ、テメェに薬を投与する時間だ!」
「…ああ、ドロップ」

ドロップと呼ばれた男は、ナツの元に近づき何かの飲み薬を与える。
瞬間ナツの目に、光がともった。

「ナ、ツ…」
「早く飲め!」

無理矢理その薬を口に入れられ、ナツは苦しそうに呻く。
咳をしながらも、ナツは薬を飲み干した。

「貴様、ナツに何を飲ませた」

ミラーリと交戦中のエルザも、その様子を見ていたようだ。
ドロップは下品な笑みを浮かべる。

「簡単な精神剤さ、こいつに最初与えた薬は効果が強すぎてな…こうやって薬を飲まねえと―」










簡単に、崩れちまうよ




その一言で、ルーシィとグレイは前に出ていた。

「なっ、いつの間に抜けた?」

よくみるとレベリカの茨は、キャンサーの鋏により切られている。
すぐにルーシィはキャンサーを閉門して、新しい星霊を召喚させようとした。
それと同時にグレイも、造型の形をとる。
ドロップはにたりと笑い、指を動かす。

「!う、動かな…!」
「っ…、『操魔術』か!」

グレイは、この魔法を知っている。
今はもう人形だが、アリアの使っていたサブ魔法だ。

「へへ…ドラグ、やっちまいな!」

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