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作者: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 62ページ)
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*15*
ヅッチー視点
そんなわけでたくっちスノーが話すことになった。
たくっちスノー
「話すって言っても、自分何言えばいいの?」
野獣先輩
「ねぇ長...あれってディクスじゃないっすか?ほら、運動祭にいた。」
たくっちスノー
「バカ、同一人物とは限らないだろ、気にすんな。」
ローズマリー
「では聞きますが...貴方は【仕事】でPapyrusを連れ、ここに来た....ですが貴方はここに居座っている、何なんです?その仕事の内容は...」
たくっちスノー
「....ああうん、言うよりかは名刺見た方が分かりやすいよ。」
野獣先輩
「ほい。」
全員に名刺を手渡す....
...漢字が多くて読めない、代わりにプリシラが読んでくれた。
【時空監理局 牙組 番号114514 田所浩二】
【時空監理局 牙組 副組長 ;-?-;$?$,:;-?】
...たくっちスノーの名前だけ文字化けしてて読めない。
たくっちスノー
「ああそれ気にしないで、自分に名前とかないから。」
野獣先輩
「名前の通りっすよ、そういう仕事なの、仕事。」
Papyrus(スワ)
「へぇ、そういう系の仕事にも目に留まるくらい大事になってたのか、じゃあこれを伝えておくよ」
Papyrus(スワ)
「ど う し て も っ と 早 く 来 れ な か っ た ?」
....そうか、時空監理局ってのがもう少し早く来てくれれば、こんな惨事にはならなかったかもしれないのか。
とはいっても、来たばかりの私達には分からないが....
ヅッチー
「あ、そういえばさお前、青い方はどうした?」
たくっちスノー
「青い方?...あ、exeの事か。」
野獣先輩
「俺がitにされた事を考えると、exeも同じようなことになってるんじゃないっすかね?」
エステル
「ないない、だって、exeでしょ?」
Papyrus(スワ)
「exeって、あのexeか、確かにないな。」
Sans(over)
「あいつは強いからなぁ」
シノブ
「向こうにも知られているんですね...流石神を自称するだけはあるというか。」
※Sonic.exeが登場するAUは存在している。
たくっちスノー
「マガイモノの解説はいるかね?」
デーリッチ(スワ)
「必要ない、粗方向こうのデーリッチから聞いたからね。」
Papyrus(スワ)
「えっと、奴から見たら俺達もマガイモノになるんだっけか」
野獣先輩
「ん、そですね、【原作と大きく違う部分がある】【原作では死んでいるのに生きている】これらは皆マガイモノっすね。」
たくっちスノー
「そして長である自分にはマガイモノ、及びキャラクターを作る力を持っている。」
エステル
「それ使えば他のAUって生き返らせれないの?」
野獣先輩
「確かに前の長ならそれやるっすね....前の。」
...前って?
たくっちスノー
「.....もう作れないんだよ、マガイモノが、お前達のせいでな。」
Papyrus(スワ)
「ほう?」
エステル
「....何よ、私達のせいにするっていうの?」
たくっちスノー
「そうだよ、元はと言えば奴が、あんなこと言わなければ...こんなことには。」
プリシラ
「堕ちましたね貴方も、散々我々に迷惑をかけておいて、今度は逆恨みですか?」
ローズマリー
「前にかなちゃんが言っていたじゃないか、貴方がただ愛を知ればいいだけって。」
たくっちスノー
「それが出来たらなぁ...放浪なんてしてないんだよ。」
...放浪?
ヅッチー
「おい、時空監理局に勤めてるんじゃないのかよ?」
Sans(over)
「おい、まさか偽物って事はないだろうな?」
野獣先輩
「偽物じゃないっすよ...一日でバックレたけど名刺自体は生きてる。」
メニャーニャ
「いや、それ実質無職じゃないですか!何してるんだこの人は...」
野獣先輩
「マガイモノはもう終わりっすよ、正直【たくっちチャンネル】と【black-snow】の体を維持するだけでも限界なんすから。」
....ああ、彼はもう、王の器ではないのか。
たくっちスノーという人間(キャラクター)は....崩壊しつつあるのか。
ヅッチー
「...聞くまでもないが、忠誠心とかないんだな」
野獣先輩
「当たり前だよなぁ?」
野獣先輩
「やってる事はスマホ、パソコン、ゲーム、それに飯か風呂か寝るだけ、キャラクターとにらめっこしてキャラクターの設定を漁っているだけ。」
野獣先輩
「キャラクターを作るのが仕事みたいなものっすけど...その力が無くなった今では」
野獣先輩
「正直、他のマガイモノ達も他の奴等作れるか、それだけで奴を祭り上げてたっすからね、俺としても仲間作ってくれれりゃ別にいいし。」
たくっちスノー
「...自分は単なるマガイモノを生み出すための道具かよ?」
野獣先輩
「...そうだよ。」
野獣先輩
「あんた自分の立場分かってるんすか?飯も作れない、勉強やったことない、約束も守れない、言われないと何も出来ない...」
野獣先輩
「不真面目、非力、ニート、無能、薄情、王として以前に人として欠陥品っすよ。」
野獣先輩
「はっきり言ってやるよ、マガイモノの作れないあんたは、ただの社会不適合者だ、さっさと死んでしまえよ。」
.......っ
プリシラ
「ずいぶん好き勝手言ってますけど...」
メニャーニャ
「それ、ここで言います?」
Papyrus(スワ)
「正直飯が不味くなるからそういうのはよそでやってくれよ。」
野獣先輩
「あ、そうっすね...んじゃ、俺達は先に失礼するっす。」
エステル
「どこ行くの?」
野獣先輩
「自分で言ってて思いました、こいつ捨ててくる、居ても邪魔なだけっすよ。」
デーリッチ
「...ええ、それはちょっとやりすぎじゃないっすか?」
野獣先輩
「デーリッチだったか?あんたは子供だからまだ分からないが、大人になるまでず〜〜〜っと怠けてるとこうなるんだ、反面教師にしたら良いんじゃないっすか、それじゃあ。」
....そう言って彼らは外へ出る。
...力、か。
何か言ってやりたかったが、何も言えなかった。
私はどうなんだ?王として、何かやってきたか?
...もし、私に妖精女王の血筋が無かったら、力がなかったら。
...私は、王の器なのか?
プリシラ
「....ヅッチー?」
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【マガイモノは絶滅寸前】
一応、他にマガイモノを作れる人物はいるが....
【たくっちスノーの信頼関係】
たくっちスノーは決して立場を利用して怠けていたわけではない。
本当にゲームやアニメ鑑賞しか、やるべき事が分からなかったし、出来なかったのだ。
....マガイモノ達もだからこそ、たくっちスノーを【マガイモノを生み出すだけの存在】程度にしか思っていないのだろう。
マガイモノを作る力が無くなった今では、ただの穀潰しの粗大ゴミだ。