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【視点小説】help-END【完結】
作者: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 62ページ)
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*25*

....

【三周目】

マクスウェル視点

ふと強い光が視界に映り....気が付いたら僕は知らないところで倒れていた。

〜Rins〜

マクスウェル
「ここは....!?」

【ああ、目が覚めたかマクスウェル、どうやら何者かがリセットしたようだ】

マクスウェル
「リセット?」

【そのお守りの力さ、どうやら他にもそれを持っている奴がいるようだな】

マクスウェル
「そうか....めんどくさい力だ、僕の許可なしに飛ばすんだからな」

【良いじゃねぇか、お前もそれ出来るんだし】


マクスウェル
「...まあいい、もう一度グリルビーに向かうとするか」

【ああ、ここからスノーディンはすぐだからな。】

...立ち上がり扉を開けようとした時、ふと視界に映った。


黒い髪、黒い服、黒い瞳.....間違いない、人違いのはずがない。

「....なんでお前がいるんだよ。」


どこまでも僕の邪魔をするつもりか、シノブ.......!!


....今は気を失っている、チャンスか...?

いや、仮に殺れたとしても、他のやつらがいる....勝てる保証もない。


「....運のいい奴め。」


僕はシノブを放置して外に出る。


お前みたいな化け物じみた力を持つ奴には一生分からないだろうな、努力の虚しさを、認められない辛さを。

シノブ、僕はお前みたいな天才が大嫌いだ.....!!

ドンッ

「いてっ」

何かにぶつかったか...そんなの知るか。

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デーリッチ視点

リセットが終わった...やっぱり皆はRinsにいた。


....AUのデーリッチ達はいないけど。

Chara(shift)
「おはよう、これで君達は二回目のリセット...いや、一人だけ初めての人もいるかもね。」

Charaは黒いバンダナの男性を指差す....軍人でちか?悪い人かどうかは分からないでちが....

Chara(shift)
「どうやらまたit達をやってくれたみたいだね、それなりにSans達が戻ってきて....ああそうそう、ブルーベリーが帰って来たの。」

Chara(shift)
「あ、ブルーベリーっていうのはSwap Sansの事さ」

Chara(shift)
「君の仲間らしき者のAUも増え始めたよ、見てあげるといい。」

デーリッチ
「そうでちか。」

Chara(shift)
「.....ねぇ、君にこんなこと聞くのもアレなんだけど、キャロット見てない?」

デーリッチ
「Swap Papyrusでちか?」

Chara(shift)
「...それが、キャロットの姿が見えないんだ、せっかく兄が戻ってきたってのに....」


.....Swap Papyrusの事を話したら、この子はどう思うだろう?

itを隠していたこと、そのitを兄と思って可愛がっていたこと...デーリッチ達を殺そうとしたこと。


デーリッチ
「....知らないでちよ。」


....一生黙っていよう、それがCharaちゃんにとっても良いことであるはずなんでちから。

Chara(shift)
「ああそういえばね、さっき廊下で誰かとぶつかったんだけど、謝罪もせずにどこかへ行っちゃったんだ、マナー悪いね」

そう愚痴りながら、Charaちゃん達は皆を起こす


Swap Papyrusの失踪は気がかりでちが。
...何も知らなくていいんでち。

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