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【視点小説】help-END【完結】
作者: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 62ページ)
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*33*

マクスウェル視点

「ぶえくしっ!!」

くそっ、誰か僕の噂してたな。

それにしても、暗い....!!何も見えない!

というか、ここはどこだ?前に目が覚めた場所よりも暗いぞ?

【あ、電気欲しいなら付けてやるぞ?】

マクスウェル
「明るく出来るなら最初からやれ!!」

【はいよ】

僕の回りが光る...先が見えないことに変わりないが、無いよりマシだ。

【....そういえばよ、最近小耳に挟んだんだが...undertale以外のAUが増えているらしい、例の骸骨とはまた違うクローンがな。】

マクスウェル
「それがどうした、僕にとっては皆敵だ、お前を除いてな。」


【ああそうだ、AUというのは無駄に増えやがるから気に食わねぇ、それも二つの作品を混ぜただけの手抜きのような作品をな】

マクスウェル
「.....フン。」

どういうわけか、こいつはAUという物が大嫌いらしいな....いや、正しくは【雑な出来のAU】が気にくわないのか。

生き物とは誰しもがくだらない拘りを持つものなんだな


「AAAAA....」

マクスウェル
「....おい、今何か言ったか?」

【特に何も?】


「AAAAAAA!!!」

マクスウェル
「....明らかになんか住んでるな。」

【よし調べてみる、ちょっと待ってな】

マクスウェル
「頼むぞ。」


「AAAAAAA.....!!!」

マクスウェル
「....煩くてたまらん、どこにいる!?姿を表しやがれ!」

【......まずいぞ。】

マクスウェル
「どうした?」


【い、良いか、よく聞け、AUには神すらも恐怖する恐ろしい奴も存在する....奴等は俺達とは違う、バケモノその物だ。】

マクスウェル
「なんだ!?つまり何者なんだ!?」

【人間は愚かだ...コードやデータをいじくってゲームをメチャクチャにしてしまう...その結果生まれたのが奴等だ....奴等に意思は無い、ただ本能のままに人間を殺す怪物だ。】

マクスウェル
「だから!!ここには何がいるって言うんだよ!!」

その時、僕の後ろの壁が壊される。

咄嗟に振り替える、そこに居たのは....

あの骸骨に似ていたが、図体は僕よりずっと大きく、目はオレンジと青に光る...バケモノ。


思わず、腰を抜かしてしまった。

【おい!?何をしている、早く立て!殺されるぞ!!】


「震えが...止まらない....」

【逃げろ!!奴は...奴こそは、人間が生み出した悪魔!!undertaleの過度なデータ改造の果てに生み出された、本来の意味でのモンスター....その名も。】



Sans(WORLD)
「D I E」

【U N D E R W O R L D S A N S】

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ヅッチー視点

「AAAAAAAAAAAAAAA!!!」

ここにいる【何か】の声が大きくなる....だんだん奴に近付いている....心臓の鼓動が、怖くて早くなっていく。

ヅッチー(マフィ)
「.....そろそろだ、気合い入れな。」

ヅッチー
「あ、ああ.....!!」


早く、これを終わらせたい....


怖いよ、怖いよ......!!!



「うわあああああああああああああああああ!!!!」

ヅッチー(マフィ)
「がっ!!」

フッチーが銃を構えたとき、何かがぶつかる...

ヅッチー(マフィ)
「し、しまった、リボルバーが!おい待ちやがれテメェ!!」

マクスウェル
「だ、誰が待ってやるか!!こちとら急い....で.....」


これがヅッチーだったら逃げ切れてただろう....普通のヅッチーだったら。


プリシラ(マフィ)
「貴方は人にぶつかって置いて謝罪も出来ないんですか?今すぐここで死ぬか土下座するか選んでください」

モブ妖精マフィア
「こいつ何か生意気だな...」「どうする?処す?処す?」「死ね!」「俺と一緒に最悪の時間を過ごす気はないか?」

マクスウェル
「ここにも敵か...」

集団で来ておいて良かった...フッチーはそういうの分かってたんだな。


....ん?この顔どこかで見たことがある気がするな、どこだっけ?

ヅッチー(マフィ)
「おい!そいつの事はほっといていいだろ!良いから例の奴を....」


マクスウェル
「ははっ、ああ!多分お前らが探してる例の奴だったらなぁ!!」



Sans(WORLD)
「AAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!」

マクスウェル
「今ここにいるんだよ!!はーっはっはっは!!僕と一緒に死ね!!」

モブ妖精マフィア
「う、うわあああああああ!?」「で、出た!!化け物だ!!」

あ、あれが...怪物.....!?

ヅッチー(マフィ)
「さっきの言葉は撤回だ、やっぱ逃げんな、俺と一緒にこいつを始末しろ。」

マクスウェル
「はぁ!?なんで僕が」

ヅッチー(マフィ)
「元はといえばテメーが連れてきたんだろうが、逃げようたってそうはいかねぇからな。」

マクスウェル
「.....ああ!そうかい!やってやるよ!!僕だって召喚士なんだ!!!」

フッチーの稲妻と男の炎が暗闇を照らす。


...こいつ、やっぱどっかで....んー、何処だったかな...


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【underworld】
狂気のAU、人間がデータ改造をした結果世界が壊れモンスター達が化け物のような姿に変貌してしまったAU
化け物と化したモンスター達は本能のままに動き、生き物を狩る。

その恐ろしさはマクスウェルに助言する誰かさんも怯え、help-taleにおいても破壊を最後まで後回しにされるほど。
むしろ「グロテスクな分helpより怖い」「まだ慣れれば見れるだけhelpの方がマシ」という意見があることも....

【Sans(WORLD)】

図体が人間より大きくなり、顎が常に外れっぱなし、右目は青、左目はオレンジ色に光っている。
危険すぎるためitによって地下に収容されていた。
恐らく全AUの中で最凶のSans。

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