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作者: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 62ページ)
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マクスウェル視点
「ぶえくしっ!!」
くそっ、誰か僕の噂してたな。
それにしても、暗い....!!何も見えない!
というか、ここはどこだ?前に目が覚めた場所よりも暗いぞ?
【あ、電気欲しいなら付けてやるぞ?】
マクスウェル
「明るく出来るなら最初からやれ!!」
【はいよ】
僕の回りが光る...先が見えないことに変わりないが、無いよりマシだ。
【....そういえばよ、最近小耳に挟んだんだが...undertale以外のAUが増えているらしい、例の骸骨とはまた違うクローンがな。】
マクスウェル
「それがどうした、僕にとっては皆敵だ、お前を除いてな。」
【ああそうだ、AUというのは無駄に増えやがるから気に食わねぇ、それも二つの作品を混ぜただけの手抜きのような作品をな】
マクスウェル
「.....フン。」
どういうわけか、こいつはAUという物が大嫌いらしいな....いや、正しくは【雑な出来のAU】が気にくわないのか。
生き物とは誰しもがくだらない拘りを持つものなんだな
「AAAAA....」
マクスウェル
「....おい、今何か言ったか?」
【特に何も?】
「AAAAAAA!!!」
マクスウェル
「....明らかになんか住んでるな。」
【よし調べてみる、ちょっと待ってな】
マクスウェル
「頼むぞ。」
「AAAAAAA.....!!!」
マクスウェル
「....煩くてたまらん、どこにいる!?姿を表しやがれ!」
【......まずいぞ。】
マクスウェル
「どうした?」
【い、良いか、よく聞け、AUには神すらも恐怖する恐ろしい奴も存在する....奴等は俺達とは違う、バケモノその物だ。】
マクスウェル
「なんだ!?つまり何者なんだ!?」
【人間は愚かだ...コードやデータをいじくってゲームをメチャクチャにしてしまう...その結果生まれたのが奴等だ....奴等に意思は無い、ただ本能のままに人間を殺す怪物だ。】
マクスウェル
「だから!!ここには何がいるって言うんだよ!!」
その時、僕の後ろの壁が壊される。
咄嗟に振り替える、そこに居たのは....
あの骸骨に似ていたが、図体は僕よりずっと大きく、目はオレンジと青に光る...バケモノ。
思わず、腰を抜かしてしまった。
【おい!?何をしている、早く立て!殺されるぞ!!】
「震えが...止まらない....」
【逃げろ!!奴は...奴こそは、人間が生み出した悪魔!!undertaleの過度なデータ改造の果てに生み出された、本来の意味でのモンスター....その名も。】
Sans(WORLD)
「D I E」
【U N D E R W O R L D S A N S】
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ヅッチー視点
「AAAAAAAAAAAAAAA!!!」
ここにいる【何か】の声が大きくなる....だんだん奴に近付いている....心臓の鼓動が、怖くて早くなっていく。
ヅッチー(マフィ)
「.....そろそろだ、気合い入れな。」
ヅッチー
「あ、ああ.....!!」
早く、これを終わらせたい....
怖いよ、怖いよ......!!!
「うわあああああああああああああああああ!!!!」
ヅッチー(マフィ)
「がっ!!」
フッチーが銃を構えたとき、何かがぶつかる...
ヅッチー(マフィ)
「し、しまった、リボルバーが!おい待ちやがれテメェ!!」
マクスウェル
「だ、誰が待ってやるか!!こちとら急い....で.....」
これがヅッチーだったら逃げ切れてただろう....普通のヅッチーだったら。
プリシラ(マフィ)
「貴方は人にぶつかって置いて謝罪も出来ないんですか?今すぐここで死ぬか土下座するか選んでください」
モブ妖精マフィア
「こいつ何か生意気だな...」「どうする?処す?処す?」「死ね!」「俺と一緒に最悪の時間を過ごす気はないか?」
マクスウェル
「ここにも敵か...」
集団で来ておいて良かった...フッチーはそういうの分かってたんだな。
....ん?この顔どこかで見たことがある気がするな、どこだっけ?
ヅッチー(マフィ)
「おい!そいつの事はほっといていいだろ!良いから例の奴を....」
マクスウェル
「ははっ、ああ!多分お前らが探してる例の奴だったらなぁ!!」
Sans(WORLD)
「AAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!」
マクスウェル
「今ここにいるんだよ!!はーっはっはっは!!僕と一緒に死ね!!」
モブ妖精マフィア
「う、うわあああああああ!?」「で、出た!!化け物だ!!」
あ、あれが...怪物.....!?
ヅッチー(マフィ)
「さっきの言葉は撤回だ、やっぱ逃げんな、俺と一緒にこいつを始末しろ。」
マクスウェル
「はぁ!?なんで僕が」
ヅッチー(マフィ)
「元はといえばテメーが連れてきたんだろうが、逃げようたってそうはいかねぇからな。」
マクスウェル
「.....ああ!そうかい!やってやるよ!!僕だって召喚士なんだ!!!」
フッチーの稲妻と男の炎が暗闇を照らす。
...こいつ、やっぱどっかで....んー、何処だったかな...
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【underworld】
狂気のAU、人間がデータ改造をした結果世界が壊れモンスター達が化け物のような姿に変貌してしまったAU
化け物と化したモンスター達は本能のままに動き、生き物を狩る。
その恐ろしさはマクスウェルに助言する誰かさんも怯え、help-taleにおいても破壊を最後まで後回しにされるほど。
むしろ「グロテスクな分helpより怖い」「まだ慣れれば見れるだけhelpの方がマシ」という意見があることも....
【Sans(WORLD)】
図体が人間より大きくなり、顎が常に外れっぱなし、右目は青、左目はオレンジ色に光っている。
危険すぎるためitによって地下に収容されていた。
恐らく全AUの中で最凶のSans。