完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~

*36*

「ん……? 此処は?」
 七美御陵がそう言って、目覚める、自分は『スタンド』を出して、七美御陵の顔面にパンチをすれすれで放つ。
「さぁ、色々と聞きたい事があるんだ、やっと気絶させずにお前を倒したんだ、さぁ、色々聞かせてもらおうか?」
 自分はそう言って七美御陵の胸倉を掴む、七美御陵は口の端を歪ませながら言う。
「ほう? 何を聞くんだ? 大体の話はしてあげよう?」
「ん? やけに潔いな、そうだな、『あの人』って誰なんだ?」
「『あの人』、か……それはまだ知らなくても良いんじゃないか? 知ったら知ったで君は発狂するかもしれない」
「は、発狂?」
 七美御陵の発言を聞いて、自分は少し驚く、発狂? 一体どう言う事だ? 自分はそう思いながら他の話を聞こうとする。
「……そ、それじゃあ、俺の名前を知ったのもその『あの人』って奴からか」
「あぁ、そうだ」
 成程な、つまり俺は『あの人』から命を狙われているのか……そう思いながら他の話を聞く。
「じゃあ他に聞くぜ、英田採光、角能穿通、才田時雨、蓼七紀……この四人は『俺を倒す為にこの『幻想卿』に来た』んだろう? 『何で俺を倒す』んだ?」
 自分がそう言うと、七美御陵は冷たく発言した。
「そんなの簡単だよ、『君が『スタンド』使い』だからだよ、『あの人』は君が『スタンド』使いに目覚めたから抹殺をしようと自分達を使用したんだよ、つまり『君が『スタンド』使いに目覚めなかったら良かった』んだよ」
「は、はぁ……?」
 自分はそう言って、驚愕する、『スタンド』使いに目覚めなかったら良い? どういう事だよ、そう思った時、七美御陵は『スタンド』を出して影の中に入る。
「それじゃあ僕は元の世界に戻るよ、君に話せる情報はこれ位だしね?」
 そう言って七美御陵は自分の目の前から消える、これで自分の目標が出来た、『『あの人』の正体を探って、『あの人』を倒して、自分の殺害を阻止する』事、これが今の自分の目標だ、そう思いながら真っ青で綺麗な青空を見る──今はまだ昼である──

 第五章 影の中の戦闘 完

 第六章に続く……

35 < 36 > 37