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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
作者: むう  (総ページ数: 151ページ)
関連タグ: 鬼滅 花子くん 2次創作 オリキャラあり 戦闘あり 恋愛要素あり 
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 ずっと物語が続くわけにはいきませんよね。いつかは終わらせないと。
 でも寂しいし悲しいという思いからずっとこの結論に辿り着きませんでした。
 それでもオリキャラ3人を始めとする、この小説の中での鬼滅・花子くん・東方キャラを
 愛してくれた読者さんのために、本当の最後のお話を書きたいと思います。

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 〈仁乃side〉


 ――朝起きると、大体いつも少し、泣いている。


 つかさ「ねーねーどうしよう。この鱗って奴取れないの?」
 伊之助「分かんねーけど、飲んだんなら無理じゃね」
 蜜璃「だ、大丈夫よ! 今しのぶちゃんに頼んで薬作ってもらってるし…」
 実弥「まあ何かあったら八尋に相談してみればいいんじゃねえのかァ?」


  今日も普通の毎日だ。
  特別嫌なこともない平和な一日。
  昨日もそうだった。もしかしたら明日も同じかもしれない。
  
  それは、この上なく嬉しいことなのに、私の心は暗いままだ。



 仁乃「(満たされるほど、将来が不安になるのは何でなんだろう…)」
 善逸「おはよう仁乃ちゃん! 禰豆子ちゃんも」
 禰豆子「ムームー」
 仁乃「あ、お、おは、おはよう」


 花子「どうしたの胡桃沢。具合でも悪いの?」
 光「しのぶさんに言って、診てもらうか?」
 仁乃「ううん大丈夫。ちょっと怖い夢見ただけ…」

 ルーミア「そーなのかー。もう現実だから怖くないぞー」
 煉獄「うむ! そう言えば先ほど四島が呼んでいたぞ!」
 仁乃「ああ、多分頼んだ絵が出来たんだ。ちょっと行ってくる」
 一同「はーい。いってらっしゃい」


 〜仁乃、廊下を進んで〜
 〜廊下で誰かが話している〜


 ミツバ「ハンッ何? どーせ僕は機械音痴だよ!! フンッ」
 睦彦「何だよお前。せっかくコピーの仕方教えてやってんのに。写真現像したくないのかよ」

 寧々「ケンカはダメよぉ〜」
 ミ・睦「お前(君)は黙っとけ!!」
 寧々「あ……う……ごめんなさい」


 睦彦「大体お前はいっつも本音を言わない! そこが嫌いなんだよ!!」
 ミツバ「何それ!! 誰もが皆、君みたいに脳みそスカスカじゃないでしょ!!」
 睦彦「は? 何だとお前今なんて言った!!」
 ミツバ「何度だって言ってやるよ! お前は本当は皆から嫌われてんだよッ」

 寧々「ふ、二人とも………(ヘタ〜)」
 仁乃「(なにこれ……なんか……嫌だな……)」


 炭治郎「どうしたんだ、大きい声出して」
 有為「大丈夫ですか? 何かあったんですか?」

 〜部屋から皆が出てきて〜

 寧々「じ、じつは……(説明中)」
 桜「あなたたちいい加減にしなさい。朝から騒ぎ立てられると困るのよ」


 睦彦「……お前も…本当は俺のこと嫌いなのか」
 桜「そんなことないわよ」
 睦彦「嘘つけ!! お前も陰で『あの子うるさいわよね頭おかしい』って言ってんだろ!」
 桜「……………何かしらその言いがかり」


 炭治郎「む、睦彦くん一回落ち着いたらどうだ?」
 睦彦「炭治郎。いい子ぶりはもう飽きたよ。優等生気取りで何言ってんだよ」
 炭治郎「…………!」

 仁乃「むっくんもうやめて! こんなの、私嫌だよ!!」
 睦彦「……あ、そうそう俺みんなにずっと言いたかったんだけどよ」


 睦彦「……俺と胡桃沢の関係が羨ましいからって寄ってたかってくんのマジムカつく」
 善逸「は? 何だと睦彦、お前言っていいことと悪いことの違いがないのかよ」
 霊夢「…………嫌よ私、こんな…皆がバラバラになるの……」

 睦彦「お前らなんか皆きらいなんだよッ。そんなに俺が嫌なら話しかけんな!」
 花子「…………刻羽。ちょっと殴ってもいい?」
 葵「花子くん……ッ」
 睦彦「好きにしろよ」


 花子「(ブンッッ)頭冷やしな」
 睦彦「う゛っ………分かった、頭冷やしてくる。よかったな俺がいなくなって(スタスタ)」
 有為「睦彦くん……ボクは……ボクが悪かったんでしょうか…ごめんなさい」



 ・・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・



 睦彦「………………………………最悪だ………」






 ネクスト→バラバラになってしまった皆。仲直りは出来るのでしょうか?
      そして睦彦が怒鳴った意味とは? 次回もお楽しみに。

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