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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
作者: むう  (総ページ数: 151ページ)
関連タグ: 鬼滅 花子くん 2次創作 オリキャラあり 戦闘あり 恋愛要素あり 
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*140*

 私は戦闘シーンを書くとき雰囲気作りでテンポの速い曲を流してます。
 今回のこのお話を書くにあたって、PCの横にiPadを置き
 大音量で「ロキ」を流しました。
 内容も「ロキ」にあってると思うので、ぜひ曲を聴きながら聞いていただきたい!
 では、「死ぬんじゃねぇぞお互いにな!」

 *******************


 〈六新鬼月side〉


 骸「水の呼吸・拾壱ノ型 凪!!(ブンッッ)」
 無惨「むッ(飛んで避ける)どうした銘祈! 動きが止まったぞ!」
 銘祈「(う゛っ。無惨の支配が強くなってきた……っ。思うように体が動かせない……っ)」


 燐月「負けないで銘祈くん。先に逝ったらこの俺が許さないからね」
 銘祈「お前に心配されるほどヤワじゃねえよ!」
 燐月「ちぇ。可愛げのない。血鬼術・不死の魂獣!!」

 〜燐月、死なない雑魚鬼を出現させる〜


 燐月「それ、かかれぇ!!」
 雑魚鬼「ウガァァァァァァ!!」
 無惨「っっ!(すんでのところで避ける)」


 フラン「さっきから避けてばかりでちっとも攻撃してこないね」
 彼岸「当然。あの方にとっては私たちは大事な駒。傷一つ付けたくないんでしょう」


 魔理沙「マスタ―スパーク!!」
 ルーミア「ムーンライトレイ!!」



 ズダァァァァァァァァァァンン!!!




 パチュリー「やった……かしら」
 茜「!? 姿が消えたっ? ま、まさかっ。おい後ろっ」
 一同「(バッと振り向いて)」



 無惨「この姿見の中に入れば、紅羽と会える。吸収すれば私の能力もさらに強くなるだろう…」
 レミリア「あいつ、いつのまにっ」
 求手名「ダメだっ。早くしろ! 中に入らせるな!!」

 
 〜無惨、姿見に手をかけて〜

 〜瞬間、姿見の中から黒い腕が伸び〜


 無惨「ぐっ。離せ!!」
 燐月「今だ、操り人形、行け―――――――――っ」
 雑魚鬼「ウがぁぁぁぁぁ!!」


 

 雑魚鬼が無惨に向かって突進する。
 無惨はニヤリと笑い、右腕を高く上げた。



 茜「(ヤバイ。何か嫌な予感がする!) 止まれぇぇぇ時間!!」
 雑魚鬼「ウがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 茜が壱番の能力を使い、時間を止めた僅か0.1秒前。
 燐月の雑魚鬼たちが、鏡の世界に吸い込まれた。


 茜(っやばい!! 有為ちゃんミツバ聞こえる!? そっちに雑魚鬼襲撃!)
 ミツバ(何だってぇぇぇ!?? ちょ、うわっ ギャッ)


 ガタンッ
 バキンッ
 ボコッ


 グチャグチャグチャグチャグチャッ



 ・・・・・・・・・・・・・・・


 〈紅羽side〉


 大爆音が鳴り響き、慌てて音をした方に視線をやると、睦彦の体が地面にめり込んでいた。
 反射的に振り向くと、黄色い髪の少年は二タァッと笑みを浮かべたのち、


 善逸「こんな可愛い子になにやってんだ睦彦! お前な! このアホッッ」
 伊之助「てめぇもちょっと落ち着け――――――ッッ(ボカスカッ)」
 善逸「ギャウッ」


 伊之助「ここは絵の世界だっつってんだろ! この陸太郎はあの陸太郎じゃねぇ!」
 善逸「知ってるよそれぐらい! つかさの奴が調子乗って色々いじったんだろ? 馬鹿が!」
 

 花子「こんなところでケンカしないでくれる? せっかく案内してあげたのに」
 善逸「花子おまえな!! ………その恰好は何だ」
 花子「これ? カッコイイでしょー(マントバサッ)」
 善逸「あーもうムカつく! 何よコレ何よコレ!! でも俺やってやったよカッコつけたよ!」


 睦彦「……ちょっと危ないからこっち行こうな、胡桃沢(紅羽も手を取って)」
 紅羽「……ヒッ」
 睦彦「勘違いするなよ。お前を襲ったのはあくまで『絵の中の俺』であってこっちの俺とは違う」
 紅羽「意味が分からんそす」

 
 睦彦「いいよ今は分からなくても。取りあえず俺と一緒に来い!(グイッ)」
 紅羽「うわっっ」


 その時。


 茜(そっち聞こえるっ!? ちょっとヤバい状況になった!)
 花子「え、ど、どしたの1番」
 茜(実は無惨がこっちに来そうになって、慌てて時間止めたんだけど、)

 茜(止める瞬間、燐月の雑魚鬼がこっちの世界に入っちゃって)
 一同「マジいいいいいいいいいい!??」


 茜(柱たちが今対処してるけど、そのうちそっちにも来るだろうから気を付けて!)
 善逸「何やってんのお前!! それで、時間を止められる期限は?」
 茜(五分だよ、だから急いで!!)


 善・伊・睦「短けぇぇよ!」
 茜(仕方ないんだよ!!)



 〜と、奥から土ぼこりが上がって〜

 

 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァァァァ!!」
 善逸「ギャ――――! 来たぁぁ!!」


 睦彦「よっし分かった。俺は胡桃沢連れて鏡の外を目指す! お前たちは、」
 花子「全力で足止めね。おっけ!」
 善逸「ええええええええ、うもう分かったよ! 俺頑張るっ」
 伊之助「つべこべ言うんじゃねェ! 行くぞ!」



 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァァ!!」
 花子「蹴散らせ、白状代!!(ビュンッ)」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・六連!!(ダダダダダンッ)」
 伊之助「獣の呼吸・参ノ牙 喰い裂き!!(ビシャッッ)」


 善逸「今だ行け―――――――――――ッ」
 睦彦「了解―――――!(駆け出して)」



 睦彦が我の腕を掴んで駆け出す。
 後ろから聞こえる、鋼が打ち合う音がどんどん遠ざかっていく。
 彼の手のぬくもりを感じながら紅羽は、なぜかとても満たされた気持ちになっていた。


 
 理由は分からないけど、彼と二人で逃げ出すことが嬉しかった。
 



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 睦彦「大丈夫かっ 胡桃沢っ。疲れてないか? もうちょっとペース上げてもいいかっ」
 紅羽「好きにするそすっ。あと我は紅羽そすっ。仁乃でも、胡桃沢でもないそすっ」
 睦彦「そうか! それでも俺は胡桃沢って呼ぶぜ。あとペース上げるぞ!!」
 紅羽「話を、聞けそす!!」



 紅羽「前から聞きたかったけど、その足どうしたそす」
 睦彦「大事な人を守るために、俺が一っっ番嫌いな奴にあげた!」
 紅羽「その大事な人とは?」
 睦彦「…………お前だよ(ボソッ)」



 紅羽「? 何て言った?」
 睦彦「なんでもない!」


 

 〜ダダダダダダダダ〜


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァ!!(前から突進してくる)」
 睦彦「チッ。次から次へと……。面白い。胡桃沢、ちょっと下がってろ」


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァ」
 睦彦「光の呼吸・壱ノ型 爆光一閃!!(ビシャッッ)」
 雑魚鬼「………ァ……ぁぁぁ……」


 睦彦「はい、進めぇぇぇぇぇぇぇ!!(だだだだだだだ)」
 紅羽「無理そす。ここはメイとか言うやつの命令に従わない限り出られないそす」
 睦彦「そのっ、命令とはっ? ……やべえ息キレて来た……っ(だだだだだだだ)」
 紅羽「自分自身と向き合え、失ったものに気づけ、仁乃が愛されていることを感じろ」


 睦彦「なら話は早い。足は止めないでこれでも見とけ!(懐から紙を出して)」
 紅羽「………これは、写真?」
 睦彦「猫被りの生意気なミツバって奴がとってくれた現像写真だ(だだだだだだだ)」



 そこには、遊園地かどこかで撮った集合写真や、
 木刀で手合わせをする男の子と女の子の写真などが映し出されていた。
 


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 無一郎「睦彦、ごめん取り逃がした――――!(向こうから駆けてくる)」
 睦彦「おっけー! 光の呼吸……」

 紅羽「一つ、聞いていいそすか」
 睦彦「このタイミングで!? いいけど簡潔によろしく! 参ノ型 暗暗流打!(ビシャッッ)」
 

 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 無一郎「霞の呼吸・漆ノ型 朧!(ブンッッ)」
 紅羽「なぜおまえは、我を見ても首を斬ろうとしない?」
 睦彦「光線昇降突!(ドスッ)なんだ、そんなことか?」


 睦彦「好きな奴の首を斬るとか、できるわけないだろうが!」
 紅羽「え、ちょ、お前なにしてるそすっ」
 睦彦「俺の口からそれを言わせんな!」


 〜紅羽の体がふわっと浮く〜


 無一郎「………おんぶだよ」
 睦彦「時透てめぇ! ありがとうあと後ろからも来たから後頼む!」
 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 無一郎「了解。胡桃沢さんのこと、よろしく頼むね(駆け出して)」


 睦彦「おう、任せとけ!」
 紅羽「はな、降ろせそすっ。ちょ、お前っ」
 睦彦「絶対にお前を元に戻す。約束する」




 


 
 ネクスト→雑魚鬼VS鬼滅隊&花子隊&東方。次回もお楽しみに!




 【大正コソコソ噂話】

 今日の大正コソコソ噂話:むうのひとりごと


 
 ( ,,`・ω・´)ンンン?
 ちょとまてちょと待て。この後どうやって絵の世界から抜け出すか全く考えてねぇ!!
 愛と勇気で何とかなるのだろうか。それともみんなが一生懸命、仁乃を説得してくれるのか?
 それともこういう展開にありがちな『過去エピソード』を書いた方がいいのか……。
 あ、そうそう有為ちゃんの過去エピソードかけてないいい……。
 どうしようどうしようこのままだとなんか上っ面だけいい子になっちゃう。
 そんなの嫌だ有為ちゃんエピと仁乃の鬼化戻る方法考えなきゃ……。




 あと、




 燐月お前、地獄で待ってろ(ドス)。
 

 


 
 

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