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*141*
今日のハイライト。
一人で見えない友達と会話した後に、弟、
弟「中二病がキツイ」
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〈放送室メンバーside〉
【カガミジゴクの部屋】
雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
ミツバ「ギャぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 頼むから鏡だけは割らないでぇぇぇ!!」
雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
ミツバ「………ひいいいいっ」
雑魚鬼がミツバへと迫る。
鏡の外にいる無惨の様子を伺っていたミツバは、不意を突かれてじりじりと後ずさる。
雑魚鬼がゆっくりと口を開く。その口には鋭利な牙がびっしりと生えていて。
ミツバ「っっっっ!!」
つかさ「ブンッッ(ドスボキャビシャッッ)」
凄い音が響いて、思わず顔を上げる。
眼前にいるはずの雑魚鬼は、何故か白目をむいて倒れていた。
どうなったのかは、部屋に飛散した血飛沫の量で大体わかる。
つかさ「だいじょーぶ? ミツバ」
ミツバ「え……っと、ありがとう……っってぎゃあああああああああ!!」
桜「無理もないわ。ここではあの子はかなりの危険人物だもの」
お礼を言おうとして振り返った瞬間、司の着物を真っ赤に染めた血の量に悲鳴を上げるミツバ。
司が拳骨一発で雑魚鬼を地獄へ送ったのだ。
胸に去来する、鬼への同情心と既視感。
夏彦「確かつかさって、前代のカガミジゴクも拳骨一発で殺したよね」
桜「………つくづくお気の毒だと思うわ」
ミツバ「………た、助けられて嬉しいと思いたいんだけど思えないごめん……・」
有為「私の術でメイさんの領域とこの鏡の領域を繋いでる。そのうちここも危なくなるよ」
夏彦「そだよね。俺らはつかさに敵殴ってもらって終わりだけど、ミツバはどうする?」
ミツバ「え、え、え、僕一人になるのっ? 守ってくれないのっ?」
桜「残念ながら私たちは噂を変える能力しかないから……すまないのだけど一人で…」
ミツバ「いじめだっ! これ絶対いじめだっ!」
有為「……何を言っているの? 私がミツバさんもろとも助ければいいだけの事でしょ」
夏彦「さっすがー有為ちゃん話分かってる。もろともの使い方間違えないで怖いよ」
ミツバ「た、たた、助けてもらうまでの事でもないしっ! 君は自分の命を守りなよっ」
雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
有為「………分かった。じゃあここで一旦解散、お疲れ様です」
ミツバ「分かったよ!! 守ってくださいお願いします!」
つかさ「よし。じゃあ俺たちは普と合流するから、後頼んだよ宵宮!」
桜「よろしく頼むわね。じゃあナッツン行くわよ、全速力で逃走!」
夏彦「りょーかい!」
※茜の時間停止が終わるまで、あと3分50秒
・・・・・・・・・・・・・・・・
〈義勇×しのぶside〉
【エソラゴトの世界】
雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
しのぶ「蟲の呼吸・蝶ノ舞 戯れ!!(グサッッ)」
義勇「水の呼吸・弐ノ型 水車(ビシャッッ)」
〜雑魚鬼の頸が斬れ〜
しのぶ「ふぅ……。頸を斬っても死なないとか言ってませんでしたっけ? あれ?」
義勇「この量…。恐らく何体もの鬼に血を与えているから、そこまで強くはしてないのだろう」
しのぶ「なるほど。数は力なり、いや、烏合の衆ですかね」
義勇「さあな。行くぞ胡蝶。まだ向こうに敵が残っている」
しのぶ「分かってますよ。善は急げです」
・・・・・・・・・・・・・・・
〈蜜璃×伊黒side〉
雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
蜜璃「きゃあぁいっぱい来た! 受けきれるかしらっ。いや、頑張るっ!」
伊黒「14体いるから一人7体で行くぞ。行けるか?」
蜜璃「大丈夫です。任せて下さい!」
雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
蜜璃「恋の呼吸・壱ノ型 初恋のわななき!(ビシャッッ)」
伊黒「蛇の呼吸・伍ノ型 蜿蜒長蛇!(ブンッッ)」
雑魚鬼「ァァ………ァ……ぁぁぁぁ……(シュウッ)」
蜜璃「やりましたね伊黒さん! この調子でいけば時間を稼げるわ」
伊黒「了解した。油断は禁物、判断を怠るなよ」
蜜璃「はい!」
・・・・・・・・・・・・・・
〈宇髄×煉獄×炭治郎×禰豆子〉
雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
炭治郎「禰豆子来たぞ―――ッ。お願い!」
禰豆子「ムー! 血鬼術・爆血!!」
〜ゴォオォオォオォ〜
雑魚鬼「ギャッ」
炭治郎「今だ! 水の呼吸・肆ノ型 打ち潮!!(ブンッッ)」
雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
宇髄「的がでかいとやりがいがあるぜ! 音の呼吸・壱ノ型 轟!(ゴオオン)」
煉獄「炎の呼吸・壱ノ型 不知火!!(ブンッッ)」
炭治郎「ありがとうございます宇髄さん煉獄さん!」
宇髄「なあにお礼を言われるまでもねえよ。それよかお前の技も派手になったな!」
炭治郎「本当ですか! そう言ってもらえると嬉しいです」
茜(時間停止が切れるまで、あと1分!! 急いで!!)
燐月(みんなホント俺の不注意のせいでごめん。もうちょっと辛抱して!)
煉獄「了解した! 無惨の卑劣な行い、許すわけにはいかない!」
禰豆子「ムームー!(仁乃ちゃんは絶対助けるよ!)」
・・・・・・・・・・・
〈紅羽side〉
〜エソラゴトの世界脱出を目指して逃走中〜
〜ついでに紅羽おんぶ中〜
睦彦「おいシジマさん聞こえるかっ? これ、何とかなんないのかっ?(だだだだだだだ)」
紅羽「おい、離せっ。離すそすっ!」
メイ(もちろんこの世界を消滅させることは出来ますが、……それでいいんですか?)
睦彦「それは、どういう意味だ?(だだだだだだだ)」
メイ(七番様の弟さんも、もちろん私も出来る限り、仁乃さんが記憶を取り戻せるようにしてる)
メイ(自力で何とかしないと、いけないのではないですか?)
睦彦「…………そう、だな。言われてみればそうだ。ごめん、俺やっぱり焦ってるかも」
メイ(お疲れ様です)
睦彦「なあシジマさん。胡桃沢、戻ると思うか? ……まだちょっと、不安で(だだだだだだ)」
有為(希望とか魔法とか勇気とか、そんなものにすがるのが正しいとは思わない)」
睦彦「っ。てめえ何を言っ」
有為(でも、起こせないかもしれない奇跡を願うのは悪いことじゃないよ)
睦彦「宵宮、お前……っ」
有為(実体験があるから…。奇跡、一緒に起こそう。みんなで、一緒に)
睦彦「いつもバリバリの毒舌で攻撃してたやつに言われると不思議な気分だな。ありがとう」
メイ(自力でやらなきゃいけないけれど、睦彦くんがサポートすることは悪いことではない)
睦彦「そうだよな! よっし分かった。こうなったら全力で思い出させてやる!」
みんなは、まだ知らない。
茜の能力が解け、みんなが懸念していた無惨の鏡の世界侵入が、
もう既にされてしまっていると言うことに。
無惨のたくらみは、まだ終わらない。
ネクスト→無惨、鏡の世界侵入!? 次回もお楽しみに!
【大正コソコソ噂話】
今日の大正コソコソ噂話:しのぶ×無一郎
しのぶ「いつしかのコンビでお送りいたしますね〜。よろしくお願いします」
無一郎「よ、よろしくお願いします」
しのぶ「いよいよ激しくなってきましたが、体調管理は大丈夫ですか?」
無一郎「はい。キレッキレです」
しのぶ「良かったです〜。冨岡さんはちょっとお腹の調子がわるそうでしたので」
無一郎「……それは、心配ですね」
しのぶ「直前に『そんなんだから、みんなに嫌われるんですよ』と言ってからですね」
無一郎「……それが原因なのでは……」
しのぶ「それでは次回もお楽しみに!」
無一郎「いつも応援ありがとう。これからもよろしくね」