<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*紹介文/目次*
どうも、むうです。
鬼滅、花子くん、東方も最近ハマりつつある中3女子です。
六人の軌跡、通称『ろくきせ』にようこそ!
このお話は【鬼滅の刃】全集中・会話文短編集の続編になります。
前作は参照のURLから。
この本編だけでも充分話は分かる(はずです)のでお楽しみくださいませ。
新かまぼこ隊が旅をしながら成長する話。
柱も登場しますので、是非楽しんで行ってください。
第5章からは地縛少年花子くんとのコラボです♪
花子くんの参照はコチラから
→https://www.tbs.co.jp/anime/hanakokun/chara/index.html
鬼滅の参照はコチラから
→https://kimetsu.com/anime
〈キャラ紹介〉
・新かまぼこ隊>>136
・花子くんキャラ>>137 参照あり
〈注意〉
●不定期更新
●スマホだと読みにくいかも
●ネタバレ入るかも
●流血の表現あり
●オリキャラあり
●時々東方キャラ登場
〈新たな設定{花子くんのみ}〉
●花子・つかさ めちゃ仲良し
●放送室メンバー→味方
●葵ちゃんや輝さんは外伝で登場!
〈ルール〉
●Twitterでのつぶやきや拡散〇
●中傷行為や荒らし、作品に対してのネット上での暴言×
●キャラの貸し出し〇(その場合コメント)
●また、ネット上での自作発言×
上を読んで、OKな方はゆっくりしていってね!
★Special thanks★
応援コメントありがとうございます!
蝶霞さん 優羽さん ベリーさん 蜂蜜林檎さん
一緒に執筆した弟
応援してくれた学校の先生、友達
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【目次一覧】
まとめ読み>>01-
◆大生コソコソ噂話・執筆裏話
第1回「むうの執筆あるあるまとめ」>>27
第2回「春になってきましたね」>>31
第3回「オリキャラ登場のお知らせ」>>36
第4回「遅いけど自己紹介」>>49
第5回「コラボ決定のお知らせ」>>56
第6回「コロナ怖い」>>84
第7回「閲覧数1000突破!!ゴフッ(吐)」>>92
第8回「花子くんキャラ追加のお知らせ」>>101
第9回「放送室メンバーと作者の楽しい会話」>>107
第10回「閲覧数3000突破コメント」>>245
第11回「外伝の秘話&あとがき&ルールのお知らせ」>>256
第12回「むう流表現方法」>>337
第13回「花子くんに勉強教えてもらった」>>339
◆むうと弟の楽しい会話
第1回>>371
第2回>>380
第3回>>381
◆閲覧数突破記念
「閲覧数2000突破記念 鬼滅ラジオ」>>166>>169
「閲覧数3000突破記念 キメツ学園」>>246>>247>>248>>250
「閲覧数4000突破記念 オリキャラに20の質問」>>313>>319>>326
□第1章 蝶屋敷での三週間
第1話「おはよう」>>01-02
第2話「機能回復訓練・前編」>>03>>04>>06
第3話「機能回復訓練・後編」>>08>>10>>11>>12
第4話「伊之助ハッピーバースデー」>>15-19
第5話「お久しぶりです」>>20
第6話「いざ、出発!」>>21
幕間 >>22
□第2章 六人の初任務
第7話「聞き込み調査」>>23-24
第8話「鏡ノ森」>>25
第9話「かまぼこ隊、出動!」>>26>>28
第10話「意外な助っ人との反撃開始」>>30>>32
第11話「本当なら」>>33
□第3章 柱9人の格闘
第12話「列車の中」>>34-35
第13話「九人揃えば何とやら」>>38
第14話「鬼の猛攻」>>40-41
第15話「少年は目を撒き、糸は広がる」>>42
第16話「瞳の数字」>>43
□第4章 柱合会議へようこそ
第17話「再会とちょっとした喧騒」>>44>>47
第18話「ご教示願う」>>50-51
第19話「六新鬼月と陰陽師の噂」>>53
第20話「集められた鬼たち」>>55
□第5章 陰陽師を探せ!
第21話「宵宮家探索」>>59>>64
第22話「地縛少年花子くん」>>66-67
第23話「最悪の出会い」>>68-69
第24話「陰陽師・宵宮有為」>>72>>73>>75
第25話「地獄の手合わせ」>>76>>78-80
幕間 >>81
◆番外編
第壱話「お願い叶えてください」>>82>>83>>85>>86
第弐話「寧々の男性観察」>>87>>88>>90
第参話「チョコレート」>>93>>94>>96>>99
□第6章 お膳立ては計画的に
第26話「臨時柱合会議」>>103>>105
第27話「それぞれの対策」>>111>>113>>115>>116
第28話「それぞれの対策・後編」>>118-119
第29話「六新鬼月と無惨」>>121
第30話「決戦の火ぶたを切る」>>122
□第7章 最終決戦
第31話「燐月・銘祈戦:前編」>>124>>125>>129>>132
第32話「燐月・銘祈戦:後編」>>135>>139>>142
第33話「こんな噂知ってますか?」>>143
第34話「七不思議旋風」>>145-147
第35話「お魚になります!」>>150>>153
第36話「求手名:新羅戦:前編」>>156>>160>>165
第37話「求手名:新羅戦:後編」>>173>>174>>176>>178
第38話「大好き」>>180
第39話「刻羽睦彦」>>184>>186>>187>>189>>192>>193
第40話「胡桃沢仁乃」>>194>>195 >>197-199
第41話「骸と、最後の鬼:前編」>>200 >>203-205 >>207
第42話「骸と、最後の鬼:後編」>>211-212
第43話「重なる想い」>>213-216 >>219>>220
最終話「キセキ」>>221
あとがき>>222
◆本編外伝
外伝1話「inかもめ学園」>>228>>230>>231
外伝2話「柱とのパジャマパーティー」>>237-239 >>242>>244
外伝3話「柱とのパジャマパーティー2」>>251-253
外伝4話「キミの反応見てみたい」>>240-241
外伝5話「恋ゴコロ」>>254>>255 >>257-258 >>260
◆キャラクター設定集
〇オリキャラ設定集>>223-226
〇六新鬼月 設定集>>232-236
◆あとがきSP
○あらすじについて>>261
○振り返り編
[第一章]>>262-265
[第二〜三章]>>267-271
[第四〜五章]>>272
〇企画コーナー
[キャラの名言を再翻訳してみる!]>>270
[キャラに○○してみる]>>278-343
[演技力むうむう面接☆]>>287-298
[想像でキャラの中の人にインタビュー」>>335>>338
◆特別編
☆遊園地編☆
第壱の怪「現代パロ☆遊園地での肝試し」>>299>>300
第弐の怪「遊園地での肝試し2」>>303-316
第参の怪「遊園地での肝試し3」>>324-342
☆お泊り会編☆
第肆の怪「現代パロ☆ワクワクのお泊り会」>>347>>349>>350
第五の怪「お泊り会2」>>351>>354
第陸の怪「お泊り会3」>>359
□ろくきせ最終章 I\\\'m on your side.
第45話「スレ違い、それぞれの葛藤」>>361>>363
第46話「企みと変貌」>>364>>370
第47話「掴むべきもの」>>373>>374>>377
第48話「軌跡と奇跡の輝石」>>379 >>382-386
第49話「ごめんねは、また今度」>>387>>390
第50話「サヨナラは言わない」>>393>>394>>395
2020年3.10 執筆開始
2020年6.11 本編完結
2020年6.12 外伝執筆開始
2020年6.27 外伝完結
2020年7.07 キャラクター紹介を一部加筆
2020年8.02 最終章執筆開始
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~
*142*
お久しぶりです。
うちのパッパが家にいるので家族の時間大切にしてました。
あ、そうそう今日のイメージ曲は、YOASOBIの「夜に駆ける」です。
ぜひ聞きながらお読みくださいませ。
*******************
〈ミツバside〉
【カガミジゴクの部屋】
有為「炭治郎くんたちからの念話で、多少雑魚鬼の数も減ってきているようですね」
ミツバ「そ、そう? それは良かった。…ってあれ、僕っ子再発?」
有為「勘違いしないでください。どうにも、敬語なしだと慣れないんです」
ミツバ「そ、そなんだ。いいんじゃない? 自分の好きなようにすれば」
有為「そうだね…ですね」
と、その時。
ドンガラガシャンドシャッッ
バラバラバラバラバラッッ
無惨「やっと中に入れた。貴様が鏡の世界の支配者か? 随分と警備が甘いようだが」
ミツバ「ッ!? 無惨? な、なんで…東方の人たちはどうして…」
無惨「ああ、あいつらは少し動けなくしただけだ。しぶとい奴らだった」
有為「ろ、六新鬼月の皆さんは?」
無惨「……裏切者たちの事なら、深手を与えた。まぁ少しばかりの時間稼ぎは出来たと思うが」
ミツバ「……何てことをっ」
無惨「ミツバと言ったかな。よくもまあ好き放題してくれた、今から地獄に送ってやろう」
ミツバ「嫌だッ!」
ミツバの腕が無惨の襟元を掴む。
鋭い爪が無惨のシャツに食い込み、無惨は鬱陶しそうに首を回す。
そして彼は、数分前と同じようにニヤリと笑い、腕を振り上げようとして……。
彼岸「させないっ!」
骸「光の呼吸・玖ノ型 閃光爆裂!!」
壁にかけられた鏡からカガミジゴクの部屋へと落ちて来た、六新鬼月の壱の双子の姉妹。
自身の血鬼術で全ての呼吸が使えるようになった骸は、常に装備している剣を振りかざす。
バチィィィィィィィィィィッッ!
無惨「ッ。この私に勝負を挑むとは面白い!」
無惨が赤い相貌を細めて振り向く。
彼の視線の先には、六人の鬼―六新鬼月たちが立ちはだかっている。
燐月「ここで決着をつけよう無惨様。俺たちは俺たちらしく行動する自由があるんだ」
求手名「いつまでもお前の命令に従ってはいられないな!」
新羅「そこの陰陽師と怪異くんはどうする? 逃げてもいいんだよ?」
有為「逃げる? そんな選択肢は残念ながらありませんね!」
ミツバ「と、とと、当然僕も、こいつにお仕置きしてあげるよ!」
無惨「――愚かだな。そうしている間にも、紅羽の支配は強まっているのだぞ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〈睦彦side〉
睦彦「ハァ、ハァ。出口がどこかも分かんねえ。取りあえず胡桃沢の記憶を取り戻す!(だだ)」
紅羽「………刻羽さん」
睦彦「え?」
鬼化した胡桃沢が、不意にポツリと呟いた。
今まで「お前」とか、「睦彦」としか呼ばれてなかったので、驚いて背中の彼女を見る。
胡桃沢は罰の悪そうに、ぼそぼそと続ける。
紅羽「睦彦くん」
睦彦「へ?」
紅羽「睦彦さん」
睦彦「お前、何を言って……」
紅羽「むっくん」
刹那、俺は目を見開いていた。
久しぶりに聞いたような感覚に、再び振り向く。
昔は「刻羽さんと呼べ」だなんて怒鳴っていたけれど、今となればそれ以外で呼ばれることが、とても変に思う。
紅羽「なんか、むっくんって呼ぶと、安心する」
睦彦「………」
紅羽「紅羽のせいで無理をさせてしまってるなら、謝る」
睦彦「………そ、そんなこと」
紅羽「分かってるそす。我もずっとモヤモヤしているから。答えはすぐそこにあるのに」
睦彦「そうだよ、あと少しなんだ。お前に早く戻ってほしい」
紅羽「どうすればい……う゛っ」
思慮深げな顔で何やら考えていた彼女が、急に悲鳴を上げて俺の背中から滑り落ちた。
頭を抱えて地面にうずくまっている。
睦彦「ど、どうした? 大丈夫か?」
紅羽「や……やだッ……やめて……ッ 紅羽はお前のものじゃない……っ」
睦彦「どうしたんだ? なぁ、胡桃z」
紅羽「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
突然、牙をむき出して胡桃沢が俺に遅いかかってきた。
不意を突かれた俺は、慌てて剣の柄で攻撃を受け止める。
彼女は苦しそうに、何かを必死で我慢しているような表情で、こっちを睨んでいた。
睦彦「っ!?」
紅羽「違う……グルルルル……違うそす……頭から離れろ無惨…グルルルル……」
無惨!?
無惨が鏡の世界に、はたまたこっちのエソラゴトの世界に来ているのか?
そして胡桃沢がこんなに苦しんでいる原因は、もしかして……。
睦彦「頑張れ胡桃沢、負けんな! 大丈夫だ、俺はここにいるっ」
紅羽「我は紅羽じゃない……そんな名前じゃなかったはず……っ お前の言う通りなんか……っ」
睦彦「負けるな胡桃沢!! こんなの、お前は望んでないだろっ! お前はもっとっ」
そう、あの胡桃沢仁乃は、ここで折れる人間じゃない。
俺は彼女を一番近くで見てた。
いつだって明るくて、優しくて、強くて。
こんな俺を好きだと言ってくれて、必要だって、そう言ってくれて俺は嬉しくて。
二人で肩を並べて歩くのが、
同じ話題で盛り上がるのが、
彼女にからかわれるのが、ただただ楽しくて。
だからここで終わっちゃダメだ。
まだまだ、やりたいことが残っている。
だからふんばれ、負けないで、また笑って俺を「むっくん」って呼んでほしいから。
紅羽「離れろ無惨………っ。紅羽は! 仁乃は! お前なんかの支配になんか負けない……っ」
睦彦「フンバレ! 頑張れ胡桃沢!!」
紅羽「無惨っ………う゛っ!」
また、胡桃沢が苦し気にあえいだ。
どうやら無惨の支配に逃れることに成功したようだ。
きっと、見えないところで炭治郎たちが無惨と戦ってくれていたのだろう。
そのことに感謝しつつ、俺は胡桃沢の腕を引っ張って起き上がらせる。
胡桃沢はまだ瞳や牙は鬼のままだったが、自我はしっかりと取り戻した様子だった。
睦彦「大丈夫か? 胡桃沢」
紅羽「思い出した……。全部思い出した。私は、胡桃沢仁乃だった」
睦彦「ああ、そうだよ。いつだって明るくて優しい、俺の自慢の彼女だよ」
紅羽「むっくん、一緒に抜け出そう。きっともう、大丈夫だから」
睦彦「おう。俺はいつでも、お前の味方だ」
胡桃沢にそっと手を差し出す。
彼女は俺の手に、自分の小さな指をそっと絡ませた。
メイ(おめでとうございます。どうやら命令をクリアしたようですね)
ははは、甘かったなシジマさん!
俺たちはずっと信じてた。
こんなことで折れるほど弱い人間じゃないんだぜ!
睦彦「よし、走るぞぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
紅羽「うん!!」
二人の歩調がしっかりと合わさる。
俺たちは、二人で夜に駆けだしていく。
【大正コソコソ噂話】
今日の大正コソコソ噂話:むうのひとりごと
随分あっさりと支配を外した仁乃ですが、これには理由があります。
何故こんなにもあっさりと事が進んだのか?
種明かしはまた次回。お楽しみに!