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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
作者: むう  (総ページ数: 151ページ)
関連タグ: 鬼滅 花子くん 2次創作 オリキャラあり 戦闘あり 恋愛要素あり 
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 漫画でよくある「学校に宿題忘れる」というミスを終業式の今日にやってしまいました。
 ………まあ宿題なんてなくてもいいんだけどね☆
 先生の目がキラリと光ったかな? 今。
 ってことで学校を二往復したむう、続き行きます。


〈義勇&しのぶ 再び列車の中にて〉

 しのぶ「(おにぎりもぐもぐ)要するに冨岡さんは人見知りだと推測します。
     けれど大丈夫です。しっかり目を見て会話を繰り返せば、仲良しになれます」
 義勇「俺は人見知りじゃない。上手く話せないだけだ(割り箸を割りながら)」
 しのぶ「(それを人見知りと呼ぶのでは…)」

 義勇「(弁当の蓋を開ける)」
 しのぶ「あ、駅弁の鮭大根。中身がつぶれてしまったんですが私のと取り替えます?」
 義勇「鮭大根おいしい(モグモグ)」
 しのぶ「言うタイミングが遅すぎたようですね。冨岡さんが大丈夫なら問題ないでしょう」

 義勇「胡蝶のそれは自分で作ったのか」
 しのぶ「いいえ。アオイとカナヲが差し入れにと」
 義勇「……なるほど。鮭大根うまい(*^▽^*)」
 しのぶ「(あの冨岡さんが笑ってる……)」

 〜ガタン ゴトン ガタン ゴトン〜

 しのぶ「この前の伊之助くんの誕生日サプライズは楽しかったですね(もぐもぐ)」
 義勇「………俺がアルティメット冨坂をやった奴だな(もぐもぐ)」
 しのぶ「それを言うなら、私もMr.Sを演じましたしお互い様ですよ」
 義勇「脚本作成がが宇髄と睦彦だったからな。ご馳走さまでした」
 しのぶ「(は、早っ)あー、あのお二人は我が強いですから(ニッコリ)」

 義勇「時透とはその後どうだ」
 しのぶ「ちゃんと今まで通り、仲良くやれてますよ。
     まぁあの時は感情の制御ができなかった私の責任でもありますしね」
 義勇「………あの時は大変だった」
 しのぶ「お互いがお互いを『嫌っている』状態でしたからねー」
 義勇「………胡蝶。もうそれ以上話すな」
 しのぶ「何でですか? もしかして冨岡さんの中では『嫌っている』もNGワードで?」
 義勇「もうそれ以上話すなと言ったぞ」

 しのぶ「ああ、そうそう。もうすぐ柱合会議ですね」
 義勇「………話をそらそうとするな」
 しのぶ「それはそうとして冨岡さん。私との会話は上手くできてますよ?
     もしかして私となら話しやすいんですか? だったら嬉しいのですが」

 義勇「………」
 

 〜義勇の想像〜

 煉獄『おう冨岡! 調子はどうだ!』=暑苦しい
 伊黒『………どういうつもりだ冨岡』=完全に敵視されている
 蜜璃『冨岡さんっ。あんなところに一人ぼっち、可愛い!』=何となく話しかけにくい
 無一郎『あ、冨岡さん。おはようございます。実は……何だっけ』=年下すぎて話せない
 宇髄『何やってやがる冨岡! 地味に凹むな馬鹿野郎が』=個性強すぎて話に乗れない
 悲鳴嶼『南無阿弥陀仏……』=得体が知れない
 実弥『おいおい、どういうつもりだァ?』=敵視されている気がする


 義勇「………否定はしない」
 しのぶ「そうですか、良かったです。嫌われている自覚がなかった冨岡さんですが、
     ようやく話し相手が見つかったようですね(ニッコリ)」
 義勇「…前言撤回させてもらう」
 しのぶ「ワイ?(訳:何で?」


 〜ガタン プシュー――――ッ(停止音)〜


 しのぶ「さて。そろそろ行きますよ冨岡さん。任務へ」
 義勇「…了解した」


 ネクスト→義勇&しのぶ、任務執行開始☆
      次回もお楽しみに!

 

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