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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
作者: むう  (総ページ数: 151ページ)
関連タグ: 鬼滅 花子くん 2次創作 オリキャラあり 戦闘あり 恋愛要素あり 
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*6*

 サクラちゃん、イラストにコメントしたので見てねー!
 後編作りました。
 睦彦くん大丈夫かな…w

〈蝶屋敷二日目 AM5:00〉

 睦彦「う……うぇぇぇ」
 炭治郎「ふぁぁぁ…大丈夫か睦彦くん。調子はどうだ?
     善逸達は、まだ寝てるな」
 睦彦「………吐き気とめまいと身体中の関節の痛みが…」
 炭治郎「しのぶさんに診てもらえなかったし、アオイさんも家事で忙しいみたいだったから
     診てもらえなかったんだ。ごめんな」
 
 睦彦「この屋敷で一番怪我人の手当てできる人が…『診察しません』とか…ないわぁ…」
 炭治郎「気持ちはわかるがちょっと落ち着こう。水あるぞ、飲むか?」
 睦彦「の、飲む…(ゴクゴク)」

 炭治郎「甘露寺さんに聞いたんだけど、ケンカの原因はしのぶさんの着替えだったようで」
 睦彦「(プハァ)……なんで、それで…ケンカになるんだよ意味わかんねぇよ…」
 善逸「(パチッ)ああ、なんか殺されたとかウエスト入らないとか、
    めちゃくちゃ失礼なこと言ったらしいぜ」

 炭治郎「うわっっ、善逸、起きてたのか?」
 善逸「俺、寝てても人が何話してるか分かるからな…」
 睦彦「だからあの人めっちゃキレてたんだな……。
    っていうか柱同士のケンカがそんなんでいいのかよ」

 煉獄「良くない!」
 炭・善・睦「うわぁぁぁぁ煉獄さん!?」
 煉獄「おはよう少年! 今日は生憎雨がザーザー降ってるな!」
 善逸「あの…失礼ながら言わせてもらいますが、今めっちゃ晴れてますよ?」

 煉獄「何!? それは本当か! なぜ俺は雨だと言ってしまったんだ!
    穴があったら入りたい!」
 炭治郎「夢でも見てたんじゃないですか?それで、俺らに何か用ですか?」

 煉獄「うむ! 全員に話が合って来た! すまないがあとの二人を起こしてくれないか!」
 睦彦「胡桃沢! 起きろ…めまいと吐き気に耐えながらも俺は頑張ってるんだぞ…。
    起きないと怒るぞコラ…」

 仁乃「んーんん。おはよぉ〜。大丈夫むっくん」
 睦彦「_(:3」∠)_この体勢が大丈夫に見えるか」
 仁乃「あ、また倒れてるっっ! 誰か手伝って!!」
 善逸「う、うんっ」

 炭治郎「伊之助。朝だぞ。そして毎回思うんだが、君の寝る場所は床ではなくベッドだ。
     お腹冷やすぞ! 毛皮もどこ行ったか分からないんだろ?」
 伊之助「うーーん。おは…よう」

 煉獄「急な用事で済まないな! 
    皆は既に承知の上だと思うが、現在胡蝶と時透の関係にヒビが入っている!
    そこでお前たちには二人が気分転換出来るようにフォローしてくれ!
    冨岡も伊黒も甘露寺も協力する!」

 伊之助「ああん? あの二人まだ張り合ってんのかよ。
     そんなことのために俺たちを使わせんな…ふぁぁ」
 煉獄「今朝俺は訓練の打ち合わせのために胡蝶の部屋に行ったが、張り紙があってな!
   『とっととくたばれ糞野郎』と書いてあった!!」

 炭治郎「そうですか…(涙)」
 善逸「マジか…」
 伊之助「……やべぇな」
 仁乃「あのしのぶさんが…」
 睦彦「う、うえぇぇぇ」

 炭治郎「じゃあ、アイデアのヒントとして、お二人が好きなこととか教えていただけますか?」
 善逸「確かに。好きな歌とか、一緒に歌ってみたらテンション上がるかもな」
 仁乃「何でもいいので教えてください」

 煉獄「胡蝶は、怪談話が好きらしいぞ。あと時透は折り紙がめちゃくちゃうまい」
 かまぼこ隊一同「(怪談と……折り紙)」

 炭治郎「怪談話をしろと言うことでしょうか…難しい」
 善逸「折り紙なら俺も得意だよ。なんなら俺が時透くん誘って折り紙折ってみるわ」

 伊之助「……しのぶにこの前怪談話聞かされたんだが、もうやべぇぜあれは。
     終始ニコニコニコニコしながら喋ったからなぁ!」
 仁乃「ひいいいいいっ私怖いのムリ!」
 睦彦「……だらしねえぞ…くるみ…ざわ…(ゼーゼー)」
 煉獄「睦彦少年は今日は休養だな! ということでよろしく頼む!(バタンッ)」


 〜かまぼこ隊一同 作戦会議〜

 炭治郎「俺は訓練の時にしのぶさんに怪談話を聞かせてあげようと思う。
     妹の花子に聞かせたらすっごく怯えてたやつだ(ニヤニヤ)」
 伊之助「俺は勝負を挑むぜ! 誰だって勝負する時は気合が入るからなぁ!」
 善逸「俺は、無一郎くんと折り紙対決するわ」
 仁乃「じゃあ私は、世間話で花でも咲かせようかね」

 炭治郎「仁乃ちゃん、おばあさんみたいなこと言うな」
 仁乃「何か言った? 炭治郎さん」

 炭治郎「じゃあこれで行こう! 睦彦くんの分まで俺らで頑張るんだ!
     行くぞ、かまぼこ隊―――ファイトォ―――!」
 かまぼこ隊一同「オー!」
 禰豆子「(箱から出てきて)ムームー(ふぁいとぉ!)」

 善逸「ねぇずこちゃん――――! 起きないから心配したよぉ――――!
    俺頑張るから見ててね―――」
 禰豆子「ムームー(おはよう、いのすけ)」

 善逸「……気のせいかな。伊之助に向けて禰豆子ちゃんが挨拶した気がする。
     伊之助、ちょっとお前を殺したいんだが」
 伊之助「物騒なこと言うなボケェェェ!」

 〜ギャースカギャースカ〜

〈廊下〉
 しのぶ「(イライライライラ)あ……無一郎くん…」
 無一郎「あ、胡蝶さん…」
 義・煉・伊・蜜「(壁の陰から二人を見守って)どうだ……?」

 しのぶ「おはようございます無一郎く…」
 無一郎「(ガン無視)」

 蜜璃「無一郎く――――ん(泣)ど、どど、どうしましょう!」
 伊黒「慌てるな甘露寺。胡蝶にばれる」
 蜜璃「で、でも今スルーしましたよぉ…」
 義勇「……さっき鴉でお館様に事の顛末を伝えたが…」
 煉獄「軋轢は深そうだな!」
 伊黒「時透、アイツ技で逃げたからな。俺はちゃんと聞いてたぞ、あいつが『漆ノ型 朧』と
    いう所をな」
 義勇「……ケンカ中の柱VS仲直りさせたい柱の戦いだな」

 蜜璃「ひょっとすると、鬼を倒すことより難しいかもしれないわ」
 煉獄「気を引き締めていこう!」
 四人「(コクリ)」


 ネクスト→二日目の訓練☆
     かまぼこ隊と柱5人はしのぶと無一郎の仲直り作戦を実行する!
     次回もお楽しみに!
 

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