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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
作者: むう  (総ページ数: 151ページ)
関連タグ: 鬼滅 花子くん 2次創作 オリキャラあり 戦闘あり 恋愛要素あり 
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*8*

 続きでーす(^^♪

〈AM 8:30 寝室(柱用)にて〉

 【無一郎と折り紙をするため、先手を打つ善逸】

 善逸「(トントン←扉ノック)こんにちはー。誰かいますかー」
 義勇「……(実行が早いな…まだ朝だぞ)」
 善逸「誰かいますかー? いたら返事してください」

 義勇「……俺だ。冨岡だ」
 善逸「義勇さんっ! おはようございます。時透くんはいますか?」
 義勇「いるぞ。俺の隣のベッドで仮眠中だ。あとのみんなは庭で稽古している」
 善逸「入ってもいいですか?」
 義勇「………まぁ」

 〜ガチャリ〜

 善逸「うーっわっ! ベッドがらっがらじゃん!」
 義勇「………さっき、『あとのみんなは稽古をしている』と言ったぞ俺は」
 無一郎「う、う…ん(寝返り)」
 善逸「そしてなんか、俺たちが使っているベッドより高級な素材でできてるよ!」

 義勇「………静かにしろ。時透が起きる」
 善逸「むしろ起きてもらいたいんですよ俺は! 
    義勇さん、一時間前の秘密会議で俺たちの作戦聞いてましたか?」
 義勇「聞いてた……でも忘れた」
 善逸「キャラ、被ってません? 時透くんと」
 
 義勇「この際だから言っておくが、時透は寝起きはすごく機嫌悪いぞ。
    無理に起こしたりすると…(ぞわっ)」
 善逸「そこで言葉切らないで――――! 怖いんだけど!!」

 無一郎「う……うるさい!(ガバッ)」
 善逸「起きたぁぁぁぁぁぁぁぁあ!! ごめんねうるさくて! おはようぅ」
 無一郎「………おはよう黄色いタンポポ」
 善逸「き、黄色いタンポポ…」

 義勇「……俺は忠告したぞ」

 無一郎「人の部屋に入って何してるの? 僕今すっごく眠いんだよ分かる?
     柱って言うのは警備地域も広いし稽古もしなきゃならないんだよ分かる?
     今度おっきい声出したら内臓えぐるからね!!」
 善逸「は、はい……(な、内臓えぐる!?)」


 〜善逸の理想〜

 善逸『俺と折り紙対決しない?』
 無一郎『いいよ。別に朝は予定ないし』
 
 善逸「思ってたんと違うんですけどぉ―――――――(泣)!」

 無一郎「うるさいっ!!! とっとと出て行ってよ!」
 善逸「ギャ――――――――(汚い高音)」
 無一郎「出て行け! さっさと出て行け!」

 善逸「お、お、おおお俺は諦め……ない! 時透くん、俺と折り紙対決しよっ(涙)」
 無一郎「お、折り紙……? ……いいよ♪(ニッコリ)」

 義勇「…………(テンション変わるの早っ!)」


 【一方炭治郎、庭 全集中の呼吸・常中の練習】

 炭治郎「(しのぶさんと話をするには、時間を多くとらなければならない。
      だからまずは、反射訓練で義勇さんに勝ち、時透くんと話す機会を得ること。
      そして鬼ごっこで柱二人に勝つこと!)」

 炭治郎「(ヒューヒュー←呼吸音)集中!!」

 〜炭治郎の脳裏に、ある人の顔が浮かぶ〜

 善逸『ねえどうしよう炭治郎! しのぶさん今日もすっごい怒ってたんだけど!
    ニコニコしてたけど、めっちゃ怒ってたんだけど!!』
 はがねづか『また折ったな!俺の刀を! 呪ってやるぅぅぅぅ!!!』
 しのぶ『今日は診察を却下します(フンッ)』
 伊黒『耐えろ。これくらいで泣くようなら甘露寺とは会わせない』

 炭治郎「(ぜんっぜん集中できない……)」

 カナヲ「た…たんじろう…」
 炭治郎「(ダメだダメだ! こんなんではだめだ! はいちょっと静かにしてください!)
     すうぅぅぅーはぁぁぁぁー全集中!」
 カナヲ「炭……治郎?」
 炭治郎「皆が頑張って作戦を練ってるんだ。俺も頑張らないと!」
 カナヲ「炭治郎っ!!!!!」

 炭治郎「うわぁぁぁぁカナヲ!? どうしたの?」
 カナヲ「………(コイン準備) ピィンッ」

 〜表が出る〜

 カナヲ「そ、相談があって…」
 炭治郎「相談?」
 カナヲ「わ、私ね。今日の鬼ごっこ、ちょっと手を抜く…仁乃ちゃんに、わざと勝ってもらう」
 炭治郎「……それは、しのぶさんのことを想って?」

 カナヲ「う、うん。……訓練で手を抜くのは、ダメかもしれないけど…。
     師範と霞柱さんの関係がこのまま戻らなくなるのは、もっとダメだから…
     ダ、ダメ…かな」

 炭治郎「ダメなことないよ! カナヲのそう言う優しいところ、俺は大好きだよ!(真っ直ぐ)」
 カナヲ「……え、え、えっと(赤面)」
 炭治郎「今回足りなかった分は、また俺たちが怪我した時に頼むよ! 一緒に頑張ろうね!」
 カナヲ「……う、うん!」


 【伊之助、庭で石を引っ張り上げる自己鍛錬中】

 伊之助「ぐぅぅぅぅぅぅ! 勝負にィ……勝たねえと!
     しのぶと、昆布頭のためぇぇぇぇぇ!(紐を全力で引っ張って)」

 〜岩がちょっとずつ持ち上がっていく〜

 【同じく仁乃、庭で走り込み中】

 仁乃「ファイトー! 伊之助さんファイトー!(走りながら)
    もう少し粘って! あともうちょっとで持ち上がるから!(タッタッタ)」

 〜仁乃の今の心拍数 五百〜

 伊之助「歌乃! お前やっぱすげぇ奴だぜ! そんな状態で喋れんのがマジすげえ!
     俺もやりてぇぇぇ! 猪突猛進!」

 〜岩が持ち上がる〜

 仁乃「OKー! 持ちあがったよ!」
 伊之助「おっしゃああああ! やってやったぜえええ!」
 仁乃「『私たちは鍛錬をして少しでも二人と話す時間を作る』! よし、順調順調!」


 【しのぶ、無一郎を除く柱 稽古中】

 煉獄「いいか! 訓練ではアイツらに勝たしてやるからこそ、稽古はちゃんとやる!」
 蜜璃「ブンッブンッ(←打ち込み)ですねぇ! 分かったわ!」
 伊黒「チッ。訓練がそんなのでいいのか。………頭痛がしてくる」
 煉獄「ここは我慢だ伊黒! 我慢だ!」
 伊黒「二回言うな。誰が二回言えと言った。分かったから自分の稽古に慎め」

 蜜璃「それにしても冨岡さんは何で稽古に参加しないのかしら?」
 煉獄「冨岡には、竈門少年たちとの連絡係を担ってもらってるからな!
    だから俺たちと稽古は出来ない!」

 伊黒「『俺たち』と稽古はしたくないんじゃないか冨岡は」
 蜜璃「えぇ……一人ぼっち、寂しいわ」
 伊黒「甘露寺! 打ち込みが止まってるぞ! あともうちょっと姿勢を正しくしろ!」
 蜜璃「ふぁ、はいっ!」

 ネクスト→二日目反射訓練開始!
      次回もお楽しみに!

 すみません、『二日目反射訓練開始!』が大分長引ています。
 許してください。多分次話で絶対しますので。

 

 



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