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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 97ページ)
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*24*
七夜
「こんな所に池があったのか!?」
優
「じゃあ、あの蛍はここから………」
Sonic.exe
「………おい、よく見たら池の中になにかあるぞ」
MX
「!」
Sonic.exe
「引き上げろ!!MX!!」
MX
「yahhuuuuuuu!!!」
MXは池にジャンプして飛び込み、腕を振り回して中にあるものを取り出していく!!
バシャバシャバシャバシャ!!
ネズミの神さま
「ちょっと!もっと水しぶき出ないように!!」
レオン
「…………おい、これ」
MXが池から引っ張り出した白いもの、これは………
魔トリョーシカ
「これ………どう見ても人骨だね」
MX
「!?」
優
「えっ………」
MX
「uwaaaaaaa!!!」
Sonic.exe
「お前がびっくりしてどうする!!意外と臆病だなお前!!」
魔トリョーシカ
「もういいよMX、上がって」
………
チドリ
「年代も年齢もバラバラですが、我々が求めているものはありませんね」
七夜
「冗談でもそういうことはやめろ、波瑠くんがこんな所にあるわけないだろ」
【死神】
「………今のところはな」
チドリ
「ですが、この骨の正体は自ずと分かってきました」
レオン
「……………それってさっき言っていた」
【死神】
「………」
【死神】
「螢火村では定期的に霊を鎮める為に儀式を行う、それが【水贄祭】」
【死神】
「………それは、この村に多く存在する双子を必要とする儀式。」
【死神】
「水贄祭、それは霊に自分の兄弟姉妹を差し出す」
【死神】
「つまり………」
七夜
「生贄……?」
【死神】
「違う、生贄ではない。」
【死神】
「殺すんだ、その手で」
【死神】
「兄が、姉が、血の繋がった自分の分身とも言える存在を、その手で」
【死神】
「沈めるんだよ…………!!」
優
「…………!!」
魔トリョーシカ
「………………」
【死神】
「…………恐らく波瑠とやらの父親も、そうだったのだろう。」
【死神】
「もしくは、魅入られてしまったか」
ネズミの神さま
「魅入られ……え?」
【死神】
「…………もう分かるだろう、もう儀式は機能していない、だから幽霊も多いしこの村も滅んだ。」
【死神】
「そして………」
レオン
「………ちょっと待てお前ら!!この人骨………」
レオン
「所々だがすげぇボロボロのやつがあるぞ!?思いっきり傷つけられたみたいな!?」
カーム
「はあ!?」
【死神】
「どうやら………見つけてしまったな。」
【死神】
「………波瑠くんとやらも危ないかもしれない、急いだ方が」
魔トリョーシカ
「ねぇ、皆」
魔トリョーシカ
「………辛いなら帰ってもいい、戻ってもいい」
魔トリョーシカ
「なんなら、これからはボク1人で解決してもいい」
優
「え!?」
魔トリョーシカは持っていたカメラを握り潰す
その顔は………
七夜
(所長………怒ってんのか?)
魔トリョーシカ
「波瑠くんを見つけるのも大事だけど・・・」
魔トリョーシカ
【このふざけた幽霊共を………狂った村の風習を………まとめて絶望に染めあげて、闇に変えて消し去ってしまった方が早い】