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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 97ページ)
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*25*
魔トリョーシカ
「………皆は波瑠くんを探してくれ、霊をボクのところに集中させる。」
ネズミの神さま
「え?でも大丈夫なの?」
魔トリョーシカ
「構うものか!!いいからさっさと行ったらどうだい!?その子がどうなってもいいのか!?」
七夜
「…………了解!」
七夜
「小さな村だ!!全員バラバラになって探し回れば絶対に見つかる!!」
七夜
「行くぞ!!優君は俺と来い!!」
優
「は、はい!」
………
優と七夜は小屋を回り、廃墟を潰し、必死に波瑠を探す
優
「あの………聞いてもいいですか?所長さん、どうして急にあんなこと………」
七夜
「………お前は、死神が言っていた水贄祭のあの事を知っていたか?」
優
「いえ……波瑠くんの資料にも無かったので波瑠くんさえも知らないと思います」
七夜
「………所長はさ、なんつーかそういう兄弟愛とかが大好きなんだよ」
七夜
「自分も大切な人を失って、それにすがっていたから自分が守るべきだったものも守れなくて、気付いた頃には目の前で消し飛ばされて………後悔していた。」
七夜
「魔トリョーシカは『妹』であり『お姉ちゃん』だったんだ」
優
「………三姉妹?」
七夜
「そう、だから守られたい弱さも守る責任も両方知っているから、兄弟姉妹を引き離すようなやつは」
七夜
「所長は絶対容赦しない、それが幽霊でも………滅んだ村でも!!」
ズドォォォォン!!
と、話している時にマルスが上空からヒーロー着地をして現れた。
………少年を抱えて
優
「は………波瑠くん!!」
マルス
「ウム!この子で間違いなさそうだな!」
七夜
「マルスさん!どこで見つけたんだ!?」
マルス
「今でも使われた痕跡のある部屋に縛られていた!」
マルス
「………しかし不穏な事がひとつあってね」
『その部屋には拷問器具や処刑用具が数多くあった、しかも最近使われた痕跡もある。』
『もし我々がもう少し遅かったら、その魔の手がこの子にも…………』
………
魔トリョーシカは1人、池の前で呪文を唱えていた。
その時連絡が入る
【波瑠くんを見つけた!衰弱しているが命に別状はない!】
魔トリョーシカ
「ありがとう、魔トリョーシカーを用意したからそれで下山して」
【そ、それが………】
【出ようとしてもなんかに阻まれて帰れねぇんだ!!】
魔トリョーシカ
「!」