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独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 97ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 短編集 依頼解決 多重クロス 読者参加型 ヴィラン 
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*33*

レオン
「か、借り………はぁ!?それって、俺たちで金貸ししろって事か!?」

魔トリョーシカ
「うん、闇金とかじゃなくてボクらからお金をって」

犬塚
「なんでんなもん引き受けた!わざわざ俺らに金だぁ?」

犬塚
「返しに来ると思ってんのか!?」

魔トリョーシカ
「でもさ、ボクらって一応なんでもやるのがモットーだし、お金を貸してほしいっていう依頼だよ?」

MX
「………」?

チドリ
「我々が出さなくとも、Mr.ショータイム様が適切なローン会社を用意出来ますが」

魔トリョーシカ
「うーん………なんかそういうのはダメなんだって、怖いから」

レザード
「怖いだァ?俺らのこと舐めてやがんな………帰せよそんなもん、相手するだけ無駄だ」

レザード
「第一報酬はどうすんだ報酬は〜?借金するようなやつに渡せんのか〜?」


七夜
「…………」

七夜
「いくら出せばいいんだ?」

キスキル
「七夜!?」

魔トリョーシカ
「10万円、どうしても10万円必要なんだって。」

七夜
「分かった、10万だな………ほい」

七夜は財布から万札を取り出して魔トリョーシカに投げ渡す。

猿渡
「おい立崎」

七夜
「払ってやればいいだろ、借金の依頼なら楽で助かる」

魔トリョーシカ
「ありがとう、じゃあコレ渡してくるよ」

七夜
「待ちな」

七夜
「その依頼者、全員で見に行こうぜ」

Sonic.exe
「!」


…………

と、こうして魔トリョーシカの他に正義の悪役の面々殆どが面会することになった

MX
「!?」

レオン
「はぁ!?嘘だろ!?」



レオン
「パンダ!?」

依頼人席に座っていたのは1匹のパンダであった。

パンダ
「あ、お金用意できた〜?」

レオン
「パンダが喋った!!!?」

カーム
「落ち着けレオン!ウチにも喋るネズミが居るだろ2匹!」

レオン
「いやソイツらはどことなく人っぽいだろ!?こいつまんまパンダだぞ!?」

レザード
「……おい、まさかこいつが?」

魔トリョーシカ
「うん、このパンダが10万円借りたいだそうで」

パンダ
「ちゃんと用意してくれたんだよね!?」

魔トリョーシカ
「もちろん、はい」

パンダ
「わ〜い」

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