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独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 97ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 短編集 依頼解決 多重クロス 読者参加型 ヴィラン 
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と、魔トリョーシカだけがゲンさんのラーメン屋に行ってラーメンを食べに行く

魔トリョーシカ
「ああ、なるほど……昔ながらのやつだね」

魔トリョーシカ
「ラーメンというよりは『中華そば』って言った方がいいのかな?」

ゲンさん
「ま、そんなもんだな………ラーメンもあるが中華そばもある」

魔トリョーシカ
「じゃ店主の1番よろしく、これなら向こうにも負けないと自負できるようなやつ」

ゲンさん
「あいよ」

魔トリョーシカ
「………」チラ

魔トリョーシカはラーメンが出来上がるのを待ちながらメニューを確認する


………

ゲンさん
「ほれ」

魔トリョーシカ
「お、豚骨系?」

ゲンさん
「この店で10年作ってきた伝統の出汁だ」

魔トリョーシカ
「それはそれは………」

ズズ

魔トリョーシカ
「ねぇ、10年ってずっとここに?」

ゲンさん
「そうだ、静かなこの場所に構えた俺の城だ」

魔トリョーシカ
「ここに1人で?何年も?」

ゲンさん
「ま、活気はあるが知られてない所だったからな……そんなもんでも悪くなかったよ、雰囲気とかな」

魔トリョーシカ
「そこに最近急に六海天が来たと」

ゲンさん
「ああ、俺の店、俺の市、俺の客……俺の思い出」

ゲンさん
「誰にも奪わせやしねぇ」

魔トリョーシカ
「………ま、依頼の為にはキミも結構頑張ってもらうことになるけどね」

ゲンさん
「上等、おれだって伊達にラーメン屋はやってねぇさ……」

ゲンさん
「北海ら〜めんはこの市にて最強、六海天だか知らんがなめんじゃねぇぞ」


魔トリョーシカ
「………ふむ、確かに言うだけはある」

魔トリョーシカ
「色々派手なものとか新しめな味を感じたから、こういう昔っぽいのも結構染みるね」

魔トリョーシカ
「じゃ、ボク達もそろそろ仕事に移ろうかな」ポイ

ゲンさん
「………海外の金か?」

魔トリョーシカ
「ちゃんと日本円も混ぜてある、サービスだよ」


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魔トリョーシカ
「……………北海ら〜めんなめるなよ、か」

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