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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 97ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 短編集 依頼解決 多重クロス 読者参加型 ヴィラン
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*76*
レオン
「なんでそういうのは先に言わねーんだよ!!」
Sonic.exe
「すまん……あまりにも小さいのでネズミかと思ってな」
月詠
「………これ、もし何かあったらどうするんですか?」
魔トリョーシカ
「最悪屋敷を焼き払うことも考えてある………けど」
ドスン!ドスン!ドスン!
魔トリョーシカ
「どう?マルスさん」
マルス
【やはりダメだ!キミの想定通り扉が壊れなくなった!念の為壁も殴ってみるとしよう!】
月詠
「やはりって……?」
魔トリョーシカ
「螢火村の前例があるからね、やっぱり閉じ込められると思った」
魔トリョーシカ
「幸いなことに今回は室内だから、本当にやばかったら焼き払ってしまえる」
レザード
「待てや!!そりゃお前らはマガイモノとメイドウィンだから死なねーが、1部メンバーはどうするんだ!?」
魔トリョーシカ
「大丈夫大丈夫、それもしっかり考えてあるから。」
………
ヒルデ
「よいしょよいしょ………」
ユージン
「いい加減人形集めるのやめろよ………ほら、こぼれてるぞ」
ヒルデ
「え?零れないようにしていたのですが」
ヒルデ
「……………」チラッ
ヒルデの袋から人形が飛び出して、逃げていく
ヒルデ
「動いた!!?」
ユージン
「人形が勝手に逃げたぞ!!」
スターアベネス
「人形が勝手に逃げた!?」
猿渡
「人影ってのはアレのことか!」
魔トリョーシカ
「っ!!」
魔トリョーシカが手を伸ばすと指からピアノ線が伸びて、人形に巻き付ける!
犬塚
「お前そんなことも出来るのか………」
魔トリョーシカ
「これでも元は『玩具の世界の管理人』だったからね。」
魔トリョーシカ
「この動く人形に全てを聞いてみよう」
七夜
「人形に聞けるのか?」
魔トリョーシカ
「既にこの子はボクのあやつり人形だ、人形自身に意思があろうと、魂が拒否してもボクに逆らうことは出来ない」
魔トリョーシカ
「さぁ、全てを話してもらおうか」
月詠
「……………!!」
この時、月詠は気付いてしまった
だが、今気づいた事がバレたらやばい気がするので必死に忘れた。
………
そこからはもう早かった。
人形を通して逆腹話術のように魔トリョーシカから語られていたのは
この人形達は全て元々人間であったこと。
プーペに妹なんていないこと。
自分は若さを求めて自ら人形になったこと
そして………それは悪魔の仕業であったこと。
まるでゲームのスキップ機能のようにスラスラと明らかになって言った
魔トリョーシカ
「ボク人形が大好きなんだよねー、こうやって自由にコントロール出来るから」
月詠
「………なんだろう、情報量が津波レベルなんですけど」
魔トリョーシカ
「まぁまぁいいじゃないか、それでその悪魔っていうのは?」
人形
「………ァ、ァ、ァ。」
人形
「プーペ………」
月詠
「プーペ………ああ、プーペかぁ」
魔トリョーシカ
「驚かないの?」
月詠
「メイドウィンって異種族を沢山見ることになるので、人目見るだけで『あっコイツ人間じゃないわ』ってなるんですよ」
月詠
「人間じゃない程度しか分かってませんでしたが、悪魔とはね………」
Sonic.exe
「………いや、それはまずくないか?」
Sonic.exe
「これまでの事を見るに、この屋敷はどう見てもプーペの罠じゃないか」
ネズミの神さま
「そうね………多分プーペもどこかにいるだろうし、妹も嘘っぽいし」
魔トリョーシカ
「妹が居ないと分かった以上ここに長居する理由もないね」
魔トリョーシカ
「よし、やっぱり燃やすか!」
レザード
「いや、だから」
魔トリョーシカ
「いいからいいから、ちゃんと助かるから」
…………
一方外では、待機していたMXが命令を待っていた
魔トリョーシカ
【………おまたせ、MX】
MX
「!」
魔トリョーシカ
【命令だ、全て燃やせ】
MX
「ヤッフウウウウウウ!!!」
MXは、マリオを騙る為に作られた存在だ。
マリオが出来ることをMXは出来る
そう。
ファイアボールさえも。